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先輩からのメッセージ⑥ 山田秀斗さん

2021年5月 1日 (土) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
連載6回目の今日は、山田秀斗先輩から皆さんへのメッセージです。
 
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私はこの4年間の大学生活の中では、卒業研究に取り組んだ約1年間が最も思い出に残っています。
 
卒業研究は学生生活の総括ともいえる活動なので、悔いが残らぬよう力を入れて取り組みました。
コロナ禍での就職活動と並行して取り組んでいたこともあり、なかなか思うように研究が進まず、焦りや苦しさを感じることも多かったです。
しかし諦めずに取り組んでいるうちに、徐々に成果が表れるようになり、最終発表の頃には自信をもって自身の研究結果を伝えることができました。
苦労はしましたがそれ以上の達成感を得ることができ、学生生活の中では忘れられない経験になりました。
 
新入生や在学生の皆さんにとっては耳が痛いと思いますが、卒業研究の事を念頭に入れ学生生活を過ごしてほしいと思っています。
日頃から自身の興味や関心のあることを深掘りしていってください。
卒業研究の活動は辛いと感じることもありますが、それ以上に楽しさを感じる機会も多いです。
学生生活が満足できるものになるように、これから頑張っていってください。
 
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山田君は私の研究室で、映画料金に関する研究を行いました。
映画料金は通常、どんな映画でも通常大人1,900円、学生1,500円程度の一律料金で見ることができます。30億円かけて作った大作でも、1,000万円で作ったインディーズ作品でも、映画館で見る時の料金は変わりません。
映画料金は映画館が決めており、作品の製作元はそこに口を出すことができないからです。
こういうことは他の商材の場合、まず考えられません。
メーカーやブランドは製品の開発費や製造原価をベースに単価を決めています。
しかし、映画は映画を作った側が料金を決められない…。
何だかおかしいと思いませんか?
 
実は映画料金についての研究は国内外で多く行われており、中には非一律料金設定の方が、より高い収益を上げるという結論を導いた研究もあります。
山田君は彼の視点で、映画の一律料金制度に対する再検討を行いました。
途中、研究に行き詰まり、悩んだ時期もあったようですが、最終的には素晴らしい研究になったと、担当教員だった私も堂々と言えます。
 
山田君の論文を読んでみたい人は、是非森川までご連絡ください。
近いうちに私の卒研室の本棚にも設置したいと思っています。
 
さて、最終回の明日は、吉田朱里先輩からのメッセージです!!
 

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(メディア学部 森川 美幸)

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