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【コロナ時代の広告コミュニケーション⑤】もう、どう広告したらいいかわかりません広告(メディア学部 藤崎実)

2021年5月21日 (金) 投稿者: メディア社会コース

2020年から、コロナ禍の状況が続いています。緊急事態宣言下では、不要不急の外出を控えることが求められました。時短営業も要請されました。2020年のある日から、毎日、新型コロナウイルス感染の状況や様子が報道され、日本のみならず世界中で緊張感のある日々が続いています。

よく考えれば当たり前なのですが、TVのニュースなどの報道はリアルタイムでオンエアされるわけですが、広告はあらかじめ企画されて納品されるというのが一般的です。

さて、2020年の4月、金鳥は画期的で全く新しいゴキブリ駆除剤の発売を控えて、大いに頭を悩ませていました。
コロナ禍の状況では日々、社会の状況が変化しています。
なので、広告が出稿される時の人々の暮らしや気分、社会の様子が読めなくなっていたのです。

ひょっとすると、「広告なんて出している場合か!」と、社会的に批判されてしまう可能性もあるのです。日々状況が激変する環境での、広告の企画はとても難しいものがあるのです。

そこで金鳥の広告プランナーが考え抜いたのが、状況違いの6パターンの広告を作ることでした。
そしてそれを1つに広告にまとめることにしたのです。

それが、「もう、どう広告したらいいかわからないので、いろんなバリエーションを用意しました」広告です!

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(画像出所:金鳥の企業サイト:https://www.kincho.co.jp/cm/ad_paper/muender/index.html

サービス精神満点の金鳥は、この新聞広告のPDF原稿をPダウンロードできるようにしています。

みなさんも是非とも下記の企業サイトから、ダウンロードして、QRコードを使って、6パターンの広告をお楽しみください。
→新聞広告のPDFはこちら

社会の状況が読めないという困った状況を逆手に取った、アイディア広告でした。

ピンチはアイディアで解決するという、お手本のような広告コミュニケーションですね。

(メディア学部 藤崎実)

 

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