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【コロナ時代の広告コミュニケーション⑦】「⾒えないものと闘った⼀年は、⾒えないものに⽀えられた⼀年だと思う」(メディア学部 藤崎実)

2021年5月23日 (日) 投稿者: メディア社会コース

2020年から始まったコロナ禍は、20215月の現在も進行中です。
新型コロナウイルスの感染拡大による新しい生活様式は、現実問題として、今でも私たちの日常に大きな影響を与えています。

2020年は、夏の風物詩だった夏の甲子園も中止になったり、各地のお祭りなども取りやめになったり。私たちの日常生活に多くの影響を与えましたが、そのひとつに受験生に与えた影響が挙げられます。

大塚製薬はカロリーメイトのCMとして、毎年、受験生を応援するCMを作り続けてきましたが、7弾目の2020年は、始めて受験生と先生の関係を描いたCMを作りました。新型コロナは目に見えないウイルスです。そうした目に見えないものと闘った受験生と先生の関係を描くことにしたのです。

キャッチコピーは、「⾒えないものと闘った⼀年は、⾒えないものに⽀えられた⼀年だと思う」。

Photo_20210523122601
(画像出所:大塚製薬の広告情報サイト 
https://www.otsuka.co.jp/adv/cmt/graphic202011_01.html

このCMの主人公は、受験生と先生ですが、日本中の、そして世界中の人が、この物語の二人と同じく、見えないものと闘った日々を過ごしたことでしょう。

CMのタイトルは、「見えないもの」篇です。
本編に加えて、メイキング映像も必見です。是非ともご覧ください。

◎カロリーメイトCM「見えないもの」篇 120
◎カロリーメイトweb movie「見えないもの」篇 メイキングmovie
https://www.youtube.com/watch?v=Yn1oVXam8I0

Photo_20210513043701

(画像出所:大塚製薬の広告情報サイト 
https://www.otsuka.co.jp/adv/cmt/graphic202011_01.html

「広告は時代を写す鏡」と言われます。
大塚製薬のこの「見えないもの」篇は、まさにコロナ禍での私たちの暮らしを切り取り、多くの制約の中で頑張った受験生の姿を映し出したCMだと言えます。

広告には答えがありません。作り手の考え方によって、人を笑わせたり、心をあたたかくしたり、人に勇気を与えたりすることができます。
そして、誰かの心の中で、いつまでも生き続けることもあるのです。

(メディア学部 藤崎実)

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