音楽系研究室の研究テーマのご紹介
2021年5月 3日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の伊藤謙一郎です。
現在、私の研究室(ミュージック・アナリシス&クリエイション)には11名の卒研生(4年次生)が在籍しています。本日は、各学生が現在取り組んでいる研究テーマ(タイトル)をご紹介しましょう。
研究に取り組み始めた昨年8月時点でのテーマを( )に、「創成課題」(3年次後期に研究室単位で開講されるゼミ形式の科目)の中で決まった現在のテーマを【 】に示しましたので、ぜひ比較してみてください。
(1)(特定のコード進行(カノン進行、王道進行等)でのメロディに関する研究 or 特定の作曲家の音楽的特徴に関する研究)➡︎【音楽ゲームにおける楽曲と入力タイミングの相関性について】
(2)(アニメーションで流れる音楽の分析)➡︎【アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の音楽分析】
(3)(Official髭男dismの楽曲の分析 ~デビュー後の楽曲を中心に~)➡︎【Official髭男dismの楽曲の分析 ~デビュー後の楽曲を中心に~】
(4)(コード進行を中心とした楽曲分析、それを踏まえた楽曲制作)➡︎【星野源の楽曲におけるコード進行の特徴】
(5)(同一ゲーム内の複数のアイドルユニットにおけるユニットソングの比較研究 〜ユニットごとに見られる音楽的特徴の違いに着目して〜)➡︎【『あんさんぶるスターズ!』の楽曲の分析 ~歌詞分析を中心に~】
(6)(『ポケットモンスター』シリーズにおける楽曲分析)➡︎【『ポケットモンスター』シリーズにおける楽曲分析】
(7)(ディズニー音楽における「ディズニーらしさ」とは何か)➡︎【ディズニー音楽における「ディズニーらしさ」とは何か】
(8)(特定の音楽の音楽の分析・調査)➡︎【『FINAL FANTASY XIV』におけるBGMの特徴 ~バトルにおける感情の起伏に着目して~】
(9)(電子音楽の影響を受けたポピュラー音楽の研究)➡︎【電子音楽の影響を受けたポピュラー音楽の研究】
(10)(現代のゲームミュージックに見られる、音楽の文化・歴史の影響 〜作編曲の分析を通して〜)➡︎【ファイナルファンタジーの歴代BGMから読み取る編曲の変化】
(11)(音楽の違いによって生じる映像の見え方の変化に関する研究)➡︎【映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の劇中曲の分析 ~同じモティーフが用いられている曲のアレンジの違いに着目して~】
今年度は「ゲーム音楽系」と「アニメ・映画音楽系」がそれぞれ4テーマで、映像コンテンツに関連した音楽の研究が多いですね。「ポピュラー音楽系」は3テーマで、例年よりちょっと少なくなっています。
また、タイトルが変わらない学生がいる一方、研究の方向性を変えたり研究対象を絞ったりしてテーマを多少(あるいは大幅に)変えた学生も少なからずいますね。初期段階では研究の方向性をある程度は定めつつも、研究の発展性や可能性を多角的に吟味できる余地を残すために、テーマを固定しすぎないほうが良い場合もあります。
卒業論文のタイトルを想定した「仮テーマ」の申告期限が例年5月末に設定されているため、連休明けの私のゼミでは、上記のテーマをもとに文言や表現をどうするか、学生同士のディスカッションに多くの時間を割きます。
研究の進捗は、このブログでまたご報告しましょう。
(文責:伊藤謙一郎)
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