ロボットキャラクターのデザイン原案に関する研究
2021年5月 5日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん,こんにちは.メディア学部助教の兼松です.
今日は,以前の記事の続きで,キャラクター原案制作に関する研究の一つを紹介します.
[辻翔太,茂木龍太,兼松祥央,三上浩司,近藤邦雄,3Dパーツを用いた人型ロボットデザインのシミュレーションシステムの開発, 芸術科学会,NICOGRAPH2014,2014]
この研究は,以前紹介した[兼松 祥央, 竹本 祐太, 茂木 龍太, 鶴田 直也, 三上 浩司, 近藤 邦雄, ロボットアニメーションにおけるポーズ制作支援システムの開発, 画像電子学会誌, 46巻 1 号, pp.165-169,2017]の前身になった研究で,ロボットキャラクターの原案を制作するためのシステムを開発しました.この研究で開発したシステムは,今ではゲームなどでよくある様々なパーツを切り替えて自分のキャラクターを作る,アバター制作機能に似たものです.しかし,この研究の特徴は,200体を超える既存ロボットキャラクターを対象に,頭部・胸部・上腕部など,10カテゴリーに分けた体の部位ごとに,ロボットパーツの形状を分析したところにあります.
この分析結果を用いて作成したパーツを使って,キャラクターデザインの土台となる原案を作れるようにしようという研究です.
この研究はその後も様々な派生系・発展系の研究が後輩に引き継がれて研究されています.
今後卒研などを行う学生のみなさんの中で,キャラクターやロボットが好きな方は是非一度上記2つの研究を見ていただいて,一緒に研究していけたらと思います.
(文責:兼松祥央)
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