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ゲームのアイデアを生み出すトレーニングシステム?

2021年5月27日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

卒業生の卒業研究成果の中で研究発表したものについてのシリーズです.ふたつめも「日本デジタルゲーム学会第11回年次大会(2021年3月13日,14日)」から,“GTIGA:ゲーミフィケーションに基づくアイデア創出・獲得トレーニングシステム”の紹介です.

この研究はゲームを制作する際などのアイデア出しについてのけんきゅうです.ゲームを開発するためのアイデアを出すための手法は様々な方が研究しているのですが,多くは複数人で強調して発想するための方法論です.そこで,一人でもアイデア出しの訓練が行えるようなシステムを作れないかということで提案されたのが「GTIGA」と呼ばれるシステムです.

どんどんアイデアを出してもらうために,ゲームの誘引性を利用する「ゲーミフィケーション」という手法を利用し,例えばいい結果が出たら「称号」をもらえるような仕組みを組み込み,訓練を楽しく繰り返せるようにシステム設計されています.

Gtiga_digra_poster

最終的に60%以上の人が繰り返しシステムを利用したということで,楽しんでアイデアを出してより良い「称号」の獲得を目指したようです.

ちなみに「GTIGA」というシステムの名前ですが,三上兼松研究室では,極力開発したシステムにはオリジナルの名前を付けてもらっています.システムを英語表記して略するのですが,可能であれば自分の名前やイニシャルなどを潜り込ませるようにしています.もし,三上兼松研究室で開発したシステムを見つけたら,名前をよく見てください.

文責:三上浩司

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