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【コロナ時代の広告コミュニケーション④】バーガーキングの楽しいソーシャルディスタンス(メディア学部 藤崎実)

2021年5月20日 (木) 投稿者: メディア社会コース

2020年、世界中が一気にコロナ禍の状況になりました。世界の国々では、ロックダウンも行われ、大変な状況が発生しました。

感染拡大を防ぐため、世界中で同時進行的にソーシャルディスタンスの必要性が生まれました。
では、今までになかった新習慣をどのように根付かせたら良いのか。その啓蒙のために、各国のプランナーによるさまざまな取り組みが行われました。

大変な状況だからこそ、ユーモアを大切にすべきだという取り組みも生まれました。
今日、ご紹介するのはアメリカのハンバーガーチェーン「バーガーキング(Burger King)」がドイツで行った取り組みです。

バーガーキングでは、普段から紙製の王冠を希望者に配布しています。(私はこれを日本のお店でも見たことがあります)そのサービスを利用したソーシャルディスタンスの啓蒙キャンペーンです。

バーガーキング・ドイツでは、新たに紙製の「ソーシャル・ディスタンシング・クラウン(social distancing crown)」を作り、配布を始めたのですが、その王冠は、何と直径約150センチの巨大サイズ!

これをかぶれば、人と人の距離は、自然とソーシャルディスタンスの距離になるというわけです。

20210513-12455

(画像出所:Burger King @BurgerKing)
https://twitter.com/BurgerKing/status/1263823303040516099

この巨大な王冠のインパクトによって、ドイツでは一気にソーシャルディスタンスの認知度が上がりました。

大変な状況だからこそ、ユーモアによって新習慣の必要性を知らしめたわけですが、
これは長年、ユーモア広告を行なってきたバーガーキングだからこそできた広告コミュニケーションだと言えます。

(メディア学部 藤崎実)

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