伝わるように話す
2021年5月10日 (月) 投稿者: メディア技術コース
今日は「話す」ということについて書いてみようと思います。
学業や仕事の場面では、話の内容に「主題」があることがほとんどで、自分の言いたいことが相手にちゃんと伝わるように話す必要があります。発表や説明、報告の場面では時間が限られていることが多いです。そのような中で相手に伝わるように話すには、相手が何を求めているのか、あるいは相手に何を伝えなければいけないのかを的確に把握し、肝心なこと(結論)から話す必要があります。自分でも話すべき内容が整理できていなかったり、すべてのことを話そうとする人ほど、細かいことにこだわって話が脱線したり、順番に背景から話そうとして相手が知りたいと思っていることになかなかたどり着かなかったりします。そうすると、たいてい時間切れとなったり相手が興味を失って、大事なことが伝えられません。
話すという行為は電話やZoomなどの場合を含めて、リアルタイムに相手と同じ場を共有しています。自分の時間も使っていますが、同時に相手の時間も使っているという意識も必要でしょう。ただし、話の内容によってはその時の状況や相手の気持ちなどを考えて、話す順序やクッションとなるような言葉を入れる、あるいは自分の熱意を伝えるなど、調整や配慮が必要なこともあります。また、スピーチや演説などではまた話の組み立て方が違ってくるでしょう。
私たちは日常の様々な場面で、誰かと話をしています。現在は、いつでも会って自由に話すというのが難しい状況ではありますが、家庭内や、電話、Zoomなどで話すことはあるでしょう。生活の中で、知っている相手と気軽に話すときは緊張することもなく、意識して考えて話さなくても会話になることが多いと思います。とりとめのない話でも問題ないでしょう。しかし、何かを説明しなければならないときには話し方を意識してみてください。ネット検索をすると、ビジネス向けの、話し方を解説した記事はたくさんあります。学業や就職活動の場合でも参考になるものも多いでしょう。
(メディア学部 寺澤卓也)
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