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プロボノ的実践をしている地域創生アプリデザインとペルソナの設定

2021年6月27日 (日) 投稿者: メディア技術コース

「健康メディアデザイン」という新しいメディア学の研究テーマに取り組んでいる健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアを活用して自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。
前回のプロボノによる実学主義の実践についての千種の取り組みについて事例紹介したいと思います。以下の中から今回はこの中の 1.地域創生アプリデザイン について紹介したいと思います。

  1. 地域創生アプリデザイン
  2. 企業・団体のプロモーション技法
  3. スマホ動画制作による地域メディアデザイン
  4. 地方創生におけるSDGsとデータサイエンス
  5. 健康メディアと地域メディアの企画デザイン

地域創生を行なう主体は地方自治体が多いですが、その際にどのような顧客層に対して、どのような機能を提供するかという顧客層の設定が重要になってきます。商品やアプリを開発するときに限らず利用する顧客層を仮定して全体像を設計します。これがターゲットまたはターゲッティングという顧客層の設定になります。具体的には20代女性OL、オシャレと映画が好き、といったある程度絞り込まれたユーザ設定になっています。でもこれでは多数存在する商品やアプリから選んでもらうことが簡単ではありません。
ターゲットをさらに詳細に絞り込んで顧客増を設定する「ペルソナ」という手法が利用されることが増えています。ペルソナとは、外界および自分自身に対して装う外面的な性格のことを意味し、マーケティング用語では商品やサービス・アプリの対象となる典型的な顧客像のことを意味します。ペルソナは、顧客の立場に立ってマーケティングをする際の指標にもなり、とても重要なので覚えていきましょう。
つまり、対象とする顧客数が少なくなっても対象ユーザに刺さる商品・刺さるアプリになることが可能です。商品やアプリの対象となる顧客像を定義するという点では同じ意味を持ちますが、定義する顧客像の詳細さが異なります。ペルソナとなる顧客像は、氏名や年齢、性別、住所、趣味趣向やライフスタイルなど、具体的かつ詳細な情報が含まれますが、ターゲットはそこまで詳細な情報は含まれません。
参考 https://infinity-agent.co.jp/lab/persona/

ではこの演習で実践したペルソナについて5パターン紹介します。

①「八王子市内でドッグカフェを探して、友犬をフォローできるるアプリ」

これは犬好きの学生が、八王子市内で利用できるドッグカフェアプリによって、ドッグカフェの情報だけでなく、犬グッズや犬の食べ物も一括してワンストップで提供できるアプリを想定しています。

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②「町田駅周辺のカフェや雑貨屋の情報を一覧できるアプリ」

これはカフェ巡りが好きな町田に住む女子学生がオシャレなカフェや雑貨屋の情報を検索できるアプリです。

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③「川越観光およびさつまいも関連の飲食店・お土産物屋の情報案内アプリ」

川越の近くに住む、寺社仏閣やさつまいも料理が好きな男子学生に適したアプリです。

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④「八王子に住み・通う中国人留学生の交流アプリ」

八王子に住む中国人留学生が八王子のことを知り、八王子の大学に通う中国人留学生と交流を促進するアプリです。

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⑤日光の観光アプリ、穴場スポットの観光アプリ

日光出身で八王子の大学に通う男子学生が、地元の地域活性化に貢献するように穴場スポットも紹介していく観光アプリです。

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以上のように、学生本人が自分の分身としてペルソナを設定し、それぞれ地域活性化を実現するアプリ企画をこれからデザインしていきます。最終的にできあがるアプリ企画が楽しみです。

 

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