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プロジェクト演習「SDGs佐渡」がスタート。

2021年6月13日 (日) 投稿者: メディア社会コース

メディア学部のある八王子と佐渡の関係を皆さんはご存知でしょうか?

それは、徳川家康の時代にさかのぼり、大久保長安という武将が関係しています。

大久保長安は、伊豆、甲斐、信濃、美濃、越後と幅広い地域を管轄していました。そんな中、佐渡金山の開発をすることになり、その後八王子に領地を与えられることになったのです。

まさか、そんな昔から遠い佐渡と八王子に関係があったなんて、ご存知でしたでしょうか。

それが関係しているかは定かではありませんが、東京工科大学と佐渡もかなり長いお付き合いがあります。

例えば・・・・・

【2013年4月18日掲出】
「トキボランティア」に参加した学生が甲斐元也・佐渡市長と八王子キャンパスで懇談

https://www.teu.ac.jp/information/2013.html?id=106

本学の学生は、佐渡に行ってトキを野生に戻すために、ビオトープ作りをしてきました。また、竹が増え過ぎて環境を壊してしまう、いわゆる竹害を防ぐための伐採なども行ってきました。切った竹を精製して灯籠を作り、ライトアップイベントも企画しました。

私も一度佐渡の岩首という集落に訪問し、棚田や地元のお祭りなどを視察したことがあります。美しい緑の棚田が広がる合間から、真っ青な日本海を望む景観は、今でも忘れることが出来ません。夜空に浮かぶ天の川も、本当に美しい光景です。


さて、そんな佐渡に学生ボランティアを送り込むプロジェクトが、今年度からメディア学部主導で始まることになりました。

その名も、プロジェクト演習「SDGs佐渡」です。

SDGsについても、教科書を輪読しながら深く学ぶと共に、佐渡についても調査を行い、コロナ禍で出来る事としてオンラインイベントを実施します。

そして、このブログを書いている6/2(水)、いよいよ佐渡の方と学生がzoomに集結して、顔合わせを行いました。後半には、過去に佐渡プロジェクトに参加したことのある先輩も登場しました。

こんな感じでした。

20210602-172518

んー、もうワクワクが止まりません。

とにかく、佐渡は資源が豊富。

そこにはすでにサステイナブルな自然と共存する仕組みが存在しています。

一方で、高齢化などでの悩みもあります。

近代化を最小限にしているようにも思いますが、少しでも文明が入ることで自然が破壊されている様子もあります。

お話を伺っていて、東京にいる私には想像もつかない発想や視点がありました。

さて、7月に実施するオンラインイベントで、佐渡のことを広く知ってもらえるように、これから学生が企画を立てます。

イベントを実施する際には大学のホームページから情報発信しますので、お楽しみに!

 


メディア学部 吉岡 英樹

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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。


 

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