オンラインポスターセッションシステムTeleAgoraの使い方~発表者編~
2021年7月15日 (木) 投稿者: メディア技術コース
助教の戀津です。
今日は私の開発・公開しているオンラインポスターセッションシステムのTeleAgora(テレアゴラ)について、使い方の紹介をします。
今日は発表者側の使い方、明日は発表会主催者としての使い方の説明をします。
発表者としては、今年三月に行われた芸術科学フォーラムに発表した際のものを例にします。
TeleAgoraはオンラインでポスターセッションをするためのシステムです。発表者は(当然ながら)ポスター発表ができます。
ポスターセッションは、自身の研究をA1などの大きなサイズに印刷し、発表会場に貼り出します。そしてポスターの前に立ち、見に来た方と研究のディスカッションをするのが主な流れです。
TeleAgoraでは基本的に現実のポスターセッションを踏襲し、ポスターを貼り出して参加者とディスカッションできるようにしています。
ユーザー作成をしてログインすると、通常は参加している発表会のリンクが出ますが、発表会で発表する予定の方はトップ画面の一番下に次のような欄が現れます。
この図の場合は、映像表現・芸術科学フォーラム2021で私が発表者として登録されているのでこのように出てきています。
他にも発表予定のものがあれば、その件数だけ発表会名と発表タイトルが表示されます。
この発表会名と発表タイトルが表示されている部分をクリックすると、詳細な情報入力欄が表示されます。
入力欄には、サムネイル画像URLとポスター画像URL、ビデオチャットURL、共有フォルダURLがあります。
(発表会申し込み時に確定済みでなければ、タイトルと著者もここで入力します。)
自身の研究内容をポスター形式でまとめて、画像ファイルとしてGoogleドライブ上の自身のフォルダに保存します。
そしてその画像の共有用リンクを作成し、TeleAgoraの上記の欄に入力する事で「ポスターを会場に貼る」ことになります。
ポスターセッション会場では各発表者の指定したサムネイル画像が並び、興味を持った方がクリックするとポスター本体が表示される形です。
発表後はこの欄の入力内容を消すことで、「ポスターを剥がして帰る」こともできます。
オンラインでブラウザ上にたくさんのポスターを並べて貼るため、各ポスターの画像は小さく表示されてしまいます。
ポスター画像そのものをサムネイルにすると小さくて読めないため、サムネイルは別途用意できるようにしています。
重要なワードや結論だけドーンと大きく載せたり、ロゴやわかりやすい成果画像があればそれだけ見せるのもよいかもしれません。
上の発表例でも、成果部分のアップをサムネイル画像に指定しています。
ビデオチャットURLにはGoogleMeetなどのルームURLを入力することで、ポスターに興味を持ってくれた方がディスカッションしたい際にアクセスできるようにします。
セッションの時間中はそのビデオ会議システムにログインしておくことで、「ポスターの前に立っている」ことに相当します。
共有フォルダURLには、GoogleドライブのURLなどを入れておくことでポスター画像以外にも見せたいものを参加者に提供できます。
動画やデモ用プログラムを置いておくなど、活用方法はさまざまです。ご自身の発表内容に合わせて工夫してみてください。
今日はポスターセッション発表者の視点での紹介でした。
明日は発表会を主催する側向けの機能を紹介します。
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