9月に実施される東京都の創業セミナーのオンラインイベントのポスターをプロ演「企業・団体のプロモーション技法」で制作しました。
2021年8月28日 (土) 投稿者: メディア技術コース
「健康メディアデザイン」という新しいメディア学の研究テーマに取り組んでいる健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアを活用して自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。
以前にプロボノによる実学主義の実践についての千種の取り組みについて事例紹介しています。
http://blog.media.teu.ac.jp/2021/06/post-b42893.html
今回はその実践例の PART2 を紹介させていただきます。以下のプロボノ的な演習を通じてメディア学部生のメディアデザインという専門性からの貢献を実践しています。
1.地域創生アプリデザイン
2.企業・団体のプロモーション技法
3.スマホ動画制作による地域メディアデザイン
4.地方創生におけるSDGsとデータサイエンス
5.健康メディアと地域メディアの企画デザイン
上記の「2.企業・団体のプロモーション技法」の実践例のもうひとつの事例として、来月9月に実施される東京都女性若者シニア創業サポート事業( https://cb-s.net/tokyosupport/ ) の創業セミナー2件の事例を紹介いたします。この創業セミナーはNPO法人八王子市民活動協議会が東京都の創業サポート事業として実施するイベントです。コロナ禍であるため去年からオンラインで実施しています。
この演習ではオンラインアプリcanva( https://www.canva.com/ )を使用して、①課題および素材の提示、②アイデアの具体化、③ポスター制作、④専門家レビュー、を授業の1コマである100分間内で完結します。学生ひとり一人が1作品を約80分間で仕上げるという超高速なポスターデザインの演習です。履修者13人の学生の作品から選出されたのが今回の2作品になります。
9月12日のオンライン創業セミナー用に選出されたポスターの制作(左図)は川上晴香さんによるものです。必要な文字情報が多く学生は苦労していましたが、川上さんのポスターは女性らしい柔らかいイメージでメリハリのあるデザインとして仕上げてあります。9月19日の創業セミナー用に選出されたポスター制作(右図)は石井諒さんによるものです。この回は講師写真がなく、学生は全体のイメージを決めるのに悩んでいましたが、事前に作成したポスターにおけるセミナーの内容を如実に表現するカフェをイメージしたデザインに仕上げてあり、インパクトのあるポスターになっています。
この演習では全14回の名刺デザイン~ポスターデザインを実施してきました。こういった多種多様な異なるタイプのポスター制作を通じて、学生は14回x100分で、提示された情報をイメージする想像力・創造力、ポスターデザインに仕上げる表現力、が大いに高まり、地域貢献に直接使用される喜びも感じる演習になりました。
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