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メディア社会コースのソーシャル・デザイン科目群の説明 4)グローバルメディア論

2021年9月 2日 (木) 投稿者: メディア社会コース

皆さん こんにちは!

 

本日はメディア社会コースのソーシャル・デザイン科目群の中のグローバルメディア論について紹介したいと思います。

 

グローバルメディアとは、世界を網羅するコミュニケーションネットワークとそれを支える技術を指します。例えば、歴史的な代表には

ロイター通信などをはじめとする通信社とそれを取り巻く世界ニュース拠点や、それらの通信を支える、海底ケーブルなどの技術が

挙げられます。

 

この授業では現在われわれが日々、新聞やテレビ、更にはインターネットなどを通じて目にする世界のニュースを配信するための社会基盤が

出来た時代に遡り、その歴史について言及します。原点に遡り、メディアが第1次世界大戦以前よりどのように政治利用され、

その後の世界史において、どのような心理学的な理論に基づき大衆操作に利用されたかなどに触れて行きます。

 

グローバル化により、”グローバルビレッジ” もしくは”地球村”と呼ばれる、一見聞こえの良い、

一つの価値観を共有する平和的な世界は移行しているように見えますが、果たしてそうなのでしょうか?

 

グローバルビレッジの概念を提唱したマーシャル マクルーハンは数十年前にすでに、

グローバルネットワークはあらゆる形の争いを現実化するだろうと予言していました。

実は、過去20年にわたり、グローバル金融資本家の世界マスメディアの所有化により、マスメディアのコングロマリット化が

驚くほど進みました。それにより、大手投資家たちの理論が”正当な声”として扱われ、それに反する声は簡単に”バン”されるような

匠な仕組みが完成したようです。地球上の市民達が気が付かないうちに多様な視点やマイノリティーの声は、”非科学的”もしくは

”感情的” ”陰謀論”として一括処理され、共有化が困難になっています。しかし、マスメディアでは取り上げない

社会課題や視点を知ることは、真実を知る上で必要です。マスメディアで目にするニュースでさえ、

”フェイクニュース”として後々、評価される内容のものが多いのも事実です。恐怖を煽り、2極化を進めることにより

情報を売ろうとする常套手段をマスメディアが使うようになっています。

 

情報の消費者は自身の感情を常にチェックし、煽られることを避け、客観的に情報を判断することが必要なのではないでしょうか?

歴史的にどのように、グローバル金融資本家がメディアが操作してきたかその手法を知り、分析、判断できるようになることが大変重要な

時代に突入しました。

 

文責:飯沼 瑞穂

 

 

 

 

 

 

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