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学生時代の演習作品を発見

2021年9月 6日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

コロナ禍でもあり原則、外出は控えています。

というわけで、家の中の古いモノを少し整理整頓していたところ、棚の奥に学生時代の演習作品らしきものを発見。シェーバーの模型でした。40年以上前のモノじゃないか。でも、まだツヤツヤしてるぞ。そして自画自賛はダメですが、うん、手のひらによくフィットするぞ、重量感もいい、などなど勝手に独り善がりで当時を回想。結局、何も思いだせませんでしたが・・・。

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残念ながらアイデアスケッチや図面・レンダリングは見つかりませんでした。アイデアスケッチがないので造形探索の経緯は分かりませんが、当時のコンセプト(概念)の具現化として導出したデザイン解の1つがコレだったのでしょうね。

基本形態は扁球と円柱の相貫体ですね。シンプルな構成ですが相貫部分の微妙な調整には曲面設計が必要になります。今ならCADCGシステムがあれば、ブーリアン演算で相貫線もすぐに確認できますので、どのように丸みを与えるかなどの詳細形状の考察は難しくはありません。模型制作も3Dプリンタで出来ます。楽な時代になりました。

当時は全て手作業でした。この程度の簡単な形でもアイデアスケッチから模型表現に至るまで、それなりの時間がかかったと思います。その経緯ですが、いやー、全く覚えていません。

模型を眺めながら思いました。プロダクトデザインって、デザインツールが変わるだけで、ずっと通底するものがある。そう、人・物・空間をつなぐメディアの一つなんですね。

この模型、廃棄できずに結局まだ机上に転がっています。これじゃ、いつまでも片付きませんね。

メディア学部

萩原祐志

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