後期の授業紹介:コンテンツビジュアライゼーション
2021年9月15日 (水) 投稿者: メディア技術コース
助教の戀津です。
今年度後期は、開講日の関係で水曜と木曜の授業開始がいつもより少し遅くなります。
そこで、私の関係する授業について先に大まかな紹介をしようと思います。在学生の皆さんには履修計画の参考になれば幸いです。
今日は木曜開講予定の、先端メディア学/先端メディアゼミナールのテーマである『コンテンツビジュアライゼーション』について紹介します。
そもそも先端メディア系の授業についてですが、一年後期から三年前期にかけての二年間で、早いうちから各教員の研究テーマに近い専門的な内容を扱うというものです。
通常は一~二年生は基礎的な内容を扱い、三年生以降に研究に関わるのですが、それを前倒しで経験できます。
その分履修に条件があるのですが、少人数で専門性の高いチャレンジができるので、条件を満たせる方は是非お勧めします。
コンテンツビジュアライゼーションでは、映画やアニメ、ドラマなどの映像コンテンツの分析を行います。
分析から、その物語や描写方法の特徴を見いだし、可視化を行うという内容です。以前紹介した研究室の取り組みのうち、分析と可視化までの部分を行うというものです。
うまく分析できれば可視化結果そのものが興味深いものになりますし、そこからわかった特徴をより抽象化できれば自身が作品を作る際の補助にもなります。
授業は1名~数名程度で行い、分析結果の共有とディスカッションが主な内容になります。
分析結果を確認して分析方法を見直し、また分析を繰り返して客観性や正確性を高めていきます。
そして、その結果をわかりやすく表現するにはどのような描画方法がよいかを検討していきます。
可視化方法は初めのうちはパワーポイント等を使いますが、後にはHTMLとjavascriptを使った動的な可視化システムの構築を目指します。
また、以前にも紹介(①、②)しましたが、分析から有用そうな結果が得られたら論文にまとめて学会での発表も目標とします。
私見ですが、研究活動を通して得られる経験値は非常に大きいです。学会発表を行うレベルであればなおさらですし、学会発表自体も大変よい経験になります。
研究活動や学会発表の機会を早いうちから持てるチャンスでもありますので、履修を迷っている方は是非検討してみてください。
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