学生時代の演習作品、もう一つ発見
2021年10月18日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
コロナ禍のため外出を控えていることもあり、家の中の古いモノを整理整頓していたら学生時代の演習作品らしきものを発見!という内容について先日このブログで紹介しました。
先週、もう一つ発見!たぶん同時期の演習での作品の模型だと思います。当時、美大だと1年次での演習対象でしょうか。私は工学系だったので2年次あたりの演習作品だと思います。私事ではありますが、また少し紹介します。
コレはたぶん整髪料とかのボトルですね。親指でポコッと押して蓋をあける当時としてはユニークなボトルデザインだと勝手に思いますし、ボディも手にもよくなじみます。自画自賛はダメですけどね。
アイデアスケッチや図面・レンダリングまでは見つからず、やはり造形探索のプロセスまでは分かりません。当時、整髪料のボトルの基本形態は原則円柱で、蓋の開閉は回すか引くかしかなかったと思いますので、たどり着いた整髪料のボトルデザインとしては、自分なりに満足度は高かったと思います。担当の先生の評価は知りませんが(笑)。40年以上前のことなので、覚えていませんし。
前回紹介させていただいたシェーバーの基本形態は相貫体で、このボトルの基本形態はサイクロイド曲線の定規をベースにブーリアン演算の結果で構成したと推測します。全く覚えていませんが。曲面が合わさる部分などはそれなりに高度な曲面設計が必要です。今ならCADやCGですぐに確認できますね。当時は手作業なので模型制作にあたり、実寸の製図に合わせながらのんびり削り出したのだろうと思います。覚えていませんが。
今回もコンピュータの普及でデザインのための道具がどんどん便利に進歩するものの、プロダクトデザインの魅力には通底するものがあるなあ、と感じながらしばらく模型で遊び、結局、まだ捨てずに机上に転がっています。これでは整理整頓が進みませんね。
メディア学部 萩原祐志
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