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今っぽくない演習授業で思い悩むこと

2021年12月 1日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部には音楽・美術に興味がある学生もたくさん集まります。そのため、音楽関連・美術関連の授業や演習もいろいろとあります。その中の一つとしてプロダクトデザイン演習があります。本学には本格的にデザインぶついてを学ぶデザイン学部がありますが、メディア学部ではメディア学の視点からのプロセス重視・理由重視でプロダクトデザインについて考察する授業と演習があります。この写真は2021/11/30, 1限のある教室の様子です。各自のテーマについて何故かを大事にしながらアイデアを出し、具現化のためのアイデアスケッチを描き、加工が容易な材料を用いてプロダクトとしての成立可能性をスタディしているところです。学部を問わずPC関連機材を使う演習が多い中、今っぽくない風景ですね。このスタディでの確認後は、3Dモデラーや3Dプリンタへと向かう今風の作業へと進むわけですが・・・。

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私見ではありますが、この風景を観ていると、デザインプロセスにおける一番の重要ポイントはやはりアイデアスケッチによる具現化探索と簡易模型での具現化へのスタディにあるような気がしています。一方、実験・観察・制作の道具が進化しつつある今、それを使いこなす手段の修得もしっかりしないと製品供給という目的は果たせません。たぶんAI等を適切に使いこなすデザイナーが優れたデザインを創出する時代に入ってきたのでしょうね。

メディア学部 萩原祐志

 

 

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