« 「語り」の音声データ(その2) | トップページ | プロジェクト演習中間発表会 »

音楽ゲームの自動生成(総集編)

2021年12月 7日 (火) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

電子情報通信学会和文論文誌の最新号に、当研究室OBの福永さんが第1著者の「キー音を用いたリズムアクションゲームのための譜面自動生成システムの開発」という論文が掲載されました(Vol.J104-D, No.12, pp.808-817)。これは、機械学習を使って音楽ゲームのデータを自動生成しようという研究で、自分が気に入った曲をいつでも音楽ゲームに変換して遊べるようになることを目指したものです。これまでにも、こちらの記事こちらの記事こちらの記事などで紹介してきましたが、ひととおりの研究がまとまったので、その集大成として執筆したのが今回の論文です。

この論文、去年の3月に書き始めて、夏には最初のバージョンを投稿したのですが、そこから紆余曲折があり、1年以上たってようやく掲載に至りました。その間、査読者の要求に対応するための苦労もありましたが、おかげで分析がより緻密になったり、具体例が増えたりして、結果的に良い論文になったのではないかと思います。

うちの研究室でも、この研究の続きをやりたいという人が時々いるのですが、そんなときも、「まずはこの論文を読んでみて」と渡せば済みます。そういう意味でも、成果を論文としてまとめておくのは重要なことですね。

研究紹介」カテゴリの記事

« 「語り」の音声データ(その2) | トップページ | プロジェクト演習中間発表会 »