コロナ禍2年目となった学会発表
2021年12月16日 (木) 投稿者: メディア社会コース
今年は日本LD学会で自主シンポジウムに登壇者として参加しました。登壇と言っても、発表動画を制作しオンデマンドで公開されます。学会当日はzoomで質疑応答の対応をしました。
日本LD学会 第30回大会
http://conference.wdc-jp.com/jald/2021/
【J09】発達障害と誤解されやすい聴覚障害発見のためのヒント -Auditory Nueropathyに着目して-
私の他に言語聴覚士の先生2名と耳鼻咽喉科の先生1名の合計4名で企画しました。私は全員を知っていますが、お互いに面識の無かった方もいらっしゃいます。そんな中、オンラインによる打ち合わせだけで、発表準備を進めて来ました。私も全員知っていると言っても、対面でお会いした事のない方もいらっしゃいます。しかし、今回のテーマにはこの4名が不可欠なのです。おそらく、どの学会でも取り上げてこなかった、特別なテーマになったと自負しています。
発表動画の制作手順は以下の通りです。
1)自主シンポジウムの企画についてオンラインで打ち合わせ
2)各自が自分の発表動画を制作
3)一部はZoomで対談形式で収録
4)全ての動画を編集でつなげて完成
写真:学会発表動画の編集システム
やはり、オンラインの打ち合わせだけでは、お互いの意思疎通を図る上で多少の齟齬があったと思いますが、動画の編集を繰り返し行い確認することで、その溝を埋めることができたと思います。コロナ禍でなければ、実際にお会いすることが出来ない方々とシンポジウムを企画しようという発想にならなかったでしょうから、今回このような機械が生まれて大変嬉しく思います。
学会当日のZoomには80名を超える方がいらっしゃり、質問やご意見も沢山いただきました。オンラインだと気軽に参加できるというメリットがあると思います。
明日は、今年度から新しく開講したプロジェクト演習「SDGs佐渡」をご紹介します。
メディア学部 吉岡 英樹
略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
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