過去の道具かと思っていたら今も愛用されているようですね
2022年1月11日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
デザインにおいて、スケッチなどの表現伝達のために使う道具は自由です。個人的には初期のアイデアスケッチの段階では高度な道具を使うことなくフリーハンドで、そして採択案の表現伝達(プレゼン)の段階ではCG・CADシステムを使う、というのが現時点では適切だと思っています。今はアイデアスケッチにもタブレット類の電子デバイスを使う人も増えてきていますし、プレゼン用のレンダリングをあえて手描きする人もいます。デザインに使う道具は素敵なデザインを導出するという目的のための手段としてのものなので、まあ、道具の選択は自由ですね。
先日のブログにて、学生時代の課題で作った模型を発見という記事を紹介しましたが、今度は懐かしい道具を発見しました。楕円定規です。プロダクトデザインに直線と円は重要です。自由曲面で構成された形でも直線と円で構成された基本形態をベースに考察することも多いからです。平行投影にしろ透視投影にしろ、立体的な図での表現伝達のためには円は楕円になるので、プロダクトデザインを学ぶ学生には楕円定規は必須の道具でした。
あー懐かしい、楕円定規なんて今は使われていないだろうと思い検索したところ、なんと、バーっと出てくるではありませんか。漫画やイラストを描く方の中にPCやタブレットで仕上げる前の下描き時などに愛用しているみたいですね。
メディア学部 萩原祐志
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