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パウエル通りの話 その6

2022年1月 8日 (土) 投稿者: メディア社会コース

戦争が終わって、カナダ政府はバンクーバーから各地に送った人々に、カナダの東側に行くかそれとも日本に帰るか迫ります。不確かな情報ですが、ビートルズが来日した時にスーツを仕立てた方は、パウエル街に住まわれていたそうです。多分、日本に帰ることを選ばれたのかなと思いました(このことは後で調べたいと思います)。

 しかし、バンクーバーに骨を覚悟で来た人々、バンクーバーに愛着をもう人たちには、それは本当に困ったことでした。そのために、多くの方が交渉して、バンクーバーに帰ることが出来ました。森田さんは、戦後グリーンウッドであった人々にもう一度尋ねるのですが、そのようにグリーンウッドに暮らした人々、トロントなどに政府の言うとおり住んだ人々、そして森田さんのようにバンクーバーに帰った人々、カナダでの日本人移民の数は減り、日系人同士で結婚することも減り、日系人はマイノリティとなりました。そして今のパウエル街は、支援を必要とする方、家がない方が多く住まわれています。

 

  山崎 晶子

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