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「音楽創作論」での作曲 〜お披露目に間に合いました〜

2022年1月15日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の伊藤(謙)です。

先日(1月12日)のブログで、私が「音楽創作論」で作曲している曲についてご紹介しました。

このブログを執筆した時点(1月9日)では予定の7割しかできておらず、その先の曲の構想も立っていなかったため、1月14日の最終授業に完成が間に合うか
心配でした。しかしブログ執筆の翌日、思いのほかするするとアイデアが浮かび、その日のうちにどうにか完成させることができました。

曲の長さは2分半を想定していたものの、アイデアに任せて音を連ねていった結果、最終的に
3分ちょうどになりました。今回のお題のモティーフが大変難しく、当初は1分程度のコンパクトな曲を想定していたのですが、ある程度、構成感のあるものに仕上げることができて良かったです。ちなみに構成としては「提示部」「展開部」「再現部」「結尾」の大きく4つの部分から成ります。

そして昨日(1月14日)、最終回の授業でMuseScoreの楽譜データを再生する形でお披露目をしました。また、学生諸君には曲を聴いた上で曲名を考えてもらいました。95名から曲名案が寄せられましたが、今回の曲には「森」「湖」「雨」「夜」「洞窟」「海」「雪」「空」「春」など、自然をイメージしたものが多かったです。また、「結晶のよう」「冷たい」「寒い感じ」というコメントのほか、たまたまだと思いますが、2年前にこの授業で作った曲と同じく「Crystal」の文字を入れた学生が3名いました。逆に「明るい感じ」「優雅」といったコメントもあるので、人によって感じ方は本当にまちまちですね。考案した意図にも目を通して、これからゆっくり曲名を決めたいと思います。

曲を聴いての学生の評判はとても良く、これまでの作曲の
苦労が報われました。また、作曲にあたっては授業で取り上げた作曲技法をふんだんに注ぎ込んだので、「学んだことを実際の作品として聴くことができて感動した」というコメントは、作曲者として、そして科目担当教員として嬉しい限りです。

それでは、完成した曲の一部(「再現部」に入るところまでの約1分半)をお聴きください。現時点では強弱表現や細かなニュアンスのエディットはしていないため非常に無機質なサウンドです。左手の伴奏の音も大きく、お聞き苦しいかと思いますが、ご了承ください。

【オーディオファイル】2021年度「音楽創作論」の履修生たちが考えた部分動機と
動機のうち、投票で選ばれた2名の学生のフレーズを使って曲を作ってみた(抜粋)


次回(2月中旬を予定)は、曲の構成の説明とともに、音楽的な表現をエディットした最終版をMuseScoreの演奏
動画で公開する予定です。お楽しみに!


(メディア学部 伊藤謙一郎)

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