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専門演習「CGアニメーション」2021年度後期作品の紹介

2022年2月 3日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

専門演習「CGアニメーション」2021年度後期作品の紹介
皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する専門演習「CGアニメーション」の取り組みについて紹介します。
この授業では、アニメーションのキー技術であるモーションキャプチャ技術を学び、それをフル活用した作品制作を行います。東京工科大学はプロレベルの大規模なモーションキャプチャスタジオを運用している数少ない大学の1つで、この授業ではその施設を活用し、実際にここで制作してきた劇場映画やゲームコンテンツの制作ノウハウを学ぶことができます。
前回このブログで紹介した際は、コロナ禍で授業を全面オンライン化せざるを得ない状況で、残念ながらモーションキャプチャスタジオを使った演習ができませんでした。現在も決して油断のできない状況が続いていますが、この授業ではキャンパスでの学習を重視し、各チームが感染予防に気を付けつつ、力作を仕上げてくれました!
この授業ではCGモデルの美術的な完成度の追求には時間をかけず、プロのセオリーを学んだうえでアニメーションにひたすらこだわります。そのため、ぱっと見のヴィジュアルは少し荒削りに見えるかもしれませんが、キャラクタの動きや、ストーリーを伝える工夫が凝らされています。そういった点に注目してみてください。
では、作品をどうぞ!
■ Still A Human / Steel Hearts
はるか未来、ロボットの肉体を手にした人類は、新たな時代の幕開けを闘技場でのデモンストレーションで祝っていた。
しかし、試合の最中に中継ドローンが外部からのハッキングを受け、選手たちを攻撃しはじめてしまった。
真剣勝負の相手であった二人も、本当のピンチには助けあうことが出来る。
どんな未来でも変わらない、人間の友情とスポーツマンシップを描いた作品である。

■ 有頂天陰陽師 / Once Upon A Time
【本作の主人公である陰陽師は、「秘術の舞」で雷を落とすことができる。その舞で、悪い鬼に追われていたひとりの娘を助ける陰陽師。しかし、娘にお礼を言われ有頂天になった陰陽師は、喜ぶ娘のためにともう1度舞ってしまい…!?】
というコメディタッチの時代劇作品です。“舞”というパフォーマンスをモーションキャプチャでのアニメーションで美しく魅せ、通常パートとの緩急を意識しながら制作しました。

■ 森の中のアプレンティス / 森の中のアプレンティス制作委員会
この作品は、魔法使いのアトリエを舞台とした、見習い魔法使いとその師匠が引き起こすトラブルを描いたギャグ作品です。主人公である見習い魔法使の女の子は、魔法の練習をしていますがなかなかうまく行きません。その時、偶然師匠の杖を見つけ、それを使えば魔法がうまく使えるのではと考えます。そんな甘い考えで師匠の杖を振るった結果、師匠も巻き込んだ大騒動が起こってしまいます。
この作品のアピールポイントとしては、主人公のドタバタとした動きが挙げられます。主人公の元気いっぱいな、ある意味大げさな動きを見てもらいたいです。

■ おかしをとりたい! / Team Adelie
ペンギンがお菓子をもらって喜び、食べ終わった後に、もっとお菓子が欲しいとキッチンに探しに行きます。いろいろな場所を探しているうちに上の戸棚にあるお菓子を発見。ただ、そのままでは届かないのでバランスボールをジャンプ台にしてGETを目指します。
お留守番でわくわくする子どものような可愛さ、自分の体ではちょっと難しいことでも頑張ってやろうとする可愛さを表現できたかと思います。

文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展

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