卒研 Smart-IM:学生の研究(6)
2022年2月20日 (日) 投稿者: メディア社会コース
昨日の記事で、Smart-IMが聴覚障がい児支援に注力しているという話をしました。一方で、ろう児をサポートする側の手話や指文字の習得支援の研究も行っています。
今回紹介する研究は、Leap MotionとSenz3Dという2つのセンサー機器を併用することで指文字の習得を支援するシステムを構築したというものです。Leap Motion単体の研究はすでに行っていたのですが、一方向からのセンサー感知のため、一部の指文字を正確に認識できないという課題が残っていました。
この2つのセンサー機器を用いた研究では、それぞれの機器から得た指関節の座標情報を計算・統合することで、従来の手法の課題を解決しました。下図(上)は2つの機器の設置イメージです。手の正面にSenz3Dを、下にLeap Motionをそれぞれ配しています。また、下図(下)は2つのセンサーから得た情報を映したモニタ画面です。
さて、この一週間、卒研Smart-IMの研究のいくつかを紹介してきました。比較的イメージしやすい教育コンテンツ制作の話が多かったですが、今回の記事のような学習支援システムの構築、CSCLの設計など、技術サイドの研究も行っています。また、数としてはそれほど多くないですが、教育・学習に関する調査研究なども行っています。このように、Smart-IMは、メディアの3コース(コンテンツ・技術・社会)の要素が網羅されています。関心のある方は、学年に関係なくいつでも気楽にお声掛けください。
文責: メディア学部 松永
(2022.02.19)
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