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卒研 Smart-IM:学生の研究(2)

2022年2月16日 (水) 投稿者: メディア社会コース

今回紹介する研究は、かつて幼児教育に採り入れられていた折り紙の学習をデジタル教科書として再編し、その効果を検証するというものです。

折り紙は古来より日本の娯楽文化であり、知育玩具でした。この日本文化は世界へと広がり、江戸時代後期には、ドイツの教育学者フレーベルによって折り紙創作を活用した幼児教育カリキュラムが設計され、世界初の幼稚園が誕生しました。日本では明治時代初期にこのカリキュラムが逆輸入され、折り紙は玩具から教具へとその立ち位置が変わりました。この教育カリキュラムはやがて廃止されたのですが、この研究に取り組んだ学生は、そのリバイバルを試みたのです。

このデジタル教科書は、大きく3つのレッスン「折りの基本と重ね合わせ」「折りの応用」「折り紙」から成り、InDesignで制作されています。見開き一ページで、随所に関連箇所へのハイパーリンクが貼られています。また、チャレンジコーナー(確認クイズ)とそのフィードバックが必ず付いています。近隣の学童保育でこの教材を実践使用したところ,子どもとスタッフから好評を博しました。

Origami

文責: メディア学部 松永

2022.02.15

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