仕事環境の机と椅子
2022年5月24日 (火) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の盛川です。
昨年4月に大学に来てから1年が経ち、そのあいだ研究室の準備もすすんできました。色々なものを研究室に用意しましたが、その中でも机と椅子にについては時間をかけて選定を行いました。
普段仕事をする上で最もよく使う道具は机と椅子であるといっても過言ではありません。私の専門とする人間工学の分野でも、昔から大きな関心を集めている対象でもあります。特に労働現場のデザインとして、安全衛生や健康の面でも重要な要素として考えれています。パソコンで仕事をすることが当たり前になり始めたころから、こうした安全や健康のための対策について盛んに啓蒙されていました。情報端末を使う労働環境管理のガイドラインは、情報機器端末のハードウェア、ソフトウェアの発展に伴い、何度かの改訂を経て、現在でも厚生労働省から「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」として公開されています。
机や椅子の人間工学的なデザインについては、一昔前は「以下に長時間使用しても疲れないか」が重要視されていました。しかし近年ではその考え方も変わってきており、「短時間の休憩を適宜はさんで、できるだけ体を動かすように」するためのデザインが取り入れられてきています。私の研究室に導入した机も、その流行に乗って、立った姿勢でも作業できるような高さにも調整できるようなものを選んでみました。
普段自分で机や椅子を選んで購入する機会はあまりないかもしれませんが、もしそういった機会があれば、人間工学の考えも参考にしてみるのもよいかと思います。
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