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昨年度の卒研生が学会発表で企業賞を受賞しました

2022年5月18日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

みなさん、こんにちは。メディア学部助教の兼松です。

以前こちらの記事で、昨年中の卒研生である渋谷くんが、映像表現・芸術科学フォーラム2022で発表したことをお伝えしました。当日は優秀発表賞(ポスター発表)を頂いたのですが、この度、CG-ARTS 人材育成パートナー企業賞の一つである「アールフォースエンターテイメント賞」も頂けることになりました!

渋谷くんの研究「女性アニメキャラクターの性格に基づく学校制服の着崩し方分析」の内容については以前の記事で書きましたのでそちらをご覧ください。

講評では着眼点が良いと評価していただきました。この研究は、研究途中はだいぶ難航しましたが、渋谷くんのテーマ決め自体は比較的早期・スムーズに決まりました。これは、恐らく渋谷君自身が、アニメや映画などをただ見るだけでなく、さまざまな視点で疑問を持ちながらからだと思います。映像コンテンツの授業では様々な制作スキルを学べますが、一方で、映像の勉強といえば、やはり「多くの作品を見ること」も大事です。ここから、ノウハウはもちろん、自分自身の制作意図や個性を出すためのきっかけを得るわけですが、闇雲に見れば良いというわけでもありません。

メディア学部には,学生からすると,一見「これはコンテンツを作るのに役に立つのかな?」と思うような授業も含めて様々な授業があります.ですが,私は総合芸術である映像コンテンツこそ,ただスキルを学ぶだけではなく,様々な知識・知見を持たないと良いコンテンツを作るのは難しいと思っています.ですから,早く実践的なスキルを身につけて,早くプロのクリエイターになりたいと思う人ほど,メディア学部で実践的なスキルプラスアルファを身につけてほしいなぁと思います.

渋谷くんの活躍に,我々の教育やメディア学部での体験が少しでも役に立っていたのなら嬉しいと思います.

また,渋谷くんの研究のような,既存作品の制作ノウハウを調べて制作支援の仕組みをつくる研究は,とりあえず研究を始めるだけなら専門的な知識やスキルは比較的必要とせず,ハードルが低いという利点があります.アニメや映画に関連した研究に興味がある入学したての皆さん,これから大学選びをするみなさん.私のプロジェクト演習に来ていただければ,卒業研究を待たずとも,こういった研究の一端を体験できますよ!

(文責:兼松祥央)

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