いくらタイピング速度が速くても、、、
2022年5月 7日 (土) 投稿者: メディア技術コース
新しい研究テーマに取り組んでいる健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアをつかって自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。
メディア学部の学部1年生は現在タイピングスキルを向上させるべく、相当なトレーニングを積んでいることと思います。基本、タイピングが早くて困ることはありませんが、それに頼りっきりになるのも考え物です。例えば、紙で配布された資料を再利用する際に皆さんはどうしていましたでしょうか?
最近の千種は、Microsoft LensからGoogle Lensへと移行して、AI機能付きの文字認識を利用しています。
これくらいの情報量だと、文字情報だけレイアウトするようにしてタイピングしても2~3分で終わるかもしれません。しかし、大学生になってわかるのは意外に紙配布資料も多いことです。もしくは壁面の掲示板に掲示されている情報を2次利用したい場合もあります。
こういったときに大活躍するのが文字認識です。以前はイメージスキャナーを購入するとおまけソフトとしてついてきていました。文字認識の精度は95%前後と高いと言われていましたが、95%ということは100文字で5文字間違っているし、1000文字だと50文字間違っているということになり、結局は、元の画像と読み比べて最終確認が必須な利用スタイルでした。そのようなこともあって最近はイメージスキャナーの出番もめっきり少なくなりました。変わって大活躍しているのがスマートフォンのカメラです。とにかくメモ機能としてたくさんのメモ写真を撮ることが多くなりました。
そして、2次利用するためには文字が表示されている画像を使用して送付したりしてもよいのですが、LINEに送付したりすると1週間で期限切れになって困ることも多々あります。しかしLINEでは文字情報は消えることないので、ここで文字画像を文字情報であるテキスト情報に自動変換する機能があるととても便利になってきます。そして、Google Lens(現在はGoogle photosの一機能として統合されています)です。この文字認識制度は99%以上であり、文字情報の手直しはほぼ不要になってきています。以前は1文字ずつ文字認識していましたが、現在は文章も分析しているため自動認識の誤字があっても文章から修正可能になっているからです。
そして以下のような情報が自動取得できます。レイアウトは手直ししていますが、文字の修正はゼロでした。このようなテキストが10枚、20枚とあっても困りませんよ。
メディア学部の皆さんはタッチタイピングできるほど早くタイピングできますが、こういった先進的なツールを使う技術もメディア学部生として有益なのでぜひとも使用してみてください。
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