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情報メディアによるプラセボ効果と天気痛

2022年5月 1日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

助教の戀津です。

ここ最近、体調を崩しているわけではないのですが、不調というかグロッキー気味です・・・。
学生の皆さんに当てはまるかはわからないですが、今日はその原因についてのお話です。

昨夜~今朝にかけては特に大変でした。頭痛ーるというアプリがあるのですが、そのスクリーンショットを載せておきます。

20220430-213735

そう、気圧がものすごい変化をしていたのです。
1013hPaが標準気圧で、画面外ですが1000を割るくらいの強い低気圧から急上昇、昨夜21時の1021hPaを頂点としての再度急降下・・・。
抗えないほどの強い眠気と、起きた後も何がというわけではないがどことなく具合が悪い、昨日今日とそんな日でした。
その前から、ここ数日はずいぶんと気圧の上下が激しかったです。ログを見るとすごくギザギザしているのではないかと思います。

学生の頃は気圧変化で(というか、普段から特に)具合が悪くなるということはなかったのですが、30歳手前ぐらいから影響を受けるようになったように思います。
気象病とか天気痛と呼ばれ、頭痛が出る方が多いようですね。頭痛ーるもそういった方々に愛用されているようです。
この辺り、医学的根拠があるかまでは確認していないですが、不調自体は多くの方に起きているようです。

さて、頭痛ーるのような情報メディアで、観測結果からかなりリアルタイムに(また予報的に)気圧の変化が見えるようになりました。
すると気になるのはプラセボ効果ですね。「これから気圧が下がるぞ」という情報を得ることによって、体調不良が引き起こされてしまうこともあり得ると思います。

私の場合は、時折「ああ、これは気圧だな」というような不調が起きるのですが、その時に確認するとやはり急上昇か急降下が起きていることがほとんどです。これは知らなかった場合ですね。
先に急降下が起きる事を知っていた場合は、体感でおよそ半々で不調が起きるような印象です。周りの知り合いがグロッキーでも何ともない時もあったりします。
つまり、普段も知らないうちに急降下が起きてるけど不調が現れず、気が付いていないという可能性が考えられますね。知っていた/知らなかったによらず不調が起きたり起きなかったりするようです。

知らずに不調になったけど気圧は何ともなかった、ということもあるならば無関係(というか気のせい)である可能性もあるのですが、その割合は低いのでやはり何らかの影響はあるかなと思います。
不思議なのは、私の場合気圧が急降下する時は急降下が始まる2~3時間前から影響が出始める点です。
急上昇の時は割と開始時に起きるのですが、急降下はなぜか少し早く出ます。一体何を感知しているのか・・・?
実は原因は全く別の何かで、それによって不調と気圧の低下が共に起きる疑似相関のようなものかもしれません。

「〇〇の時は不調になりやすいな」という感覚は個人差や気持ちの問題を多く含むので、他の人と共有しにくいのが難しいところですね。
私自身は月齢の影響もかなり受けているように思います(昨夜は新月と急降下のダブルパンチでした・・・)が、どうやら今のところ科学的根拠は乏しいようです。
ただ、「新月だから具合悪くなりそう」と考えてしまうと実際にそうなりやすいというのも確かにあるので、情報メディアとの付き合い方は気を付けないといけませんね。
実際自分にはどの程度影響するかを確認するのに活用し、未来の情報については「具合悪くなるかもしれないので気を付けよう」くらいにとどめておくのがよいかなと思います。

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