卒業生からのメッセージ⑥ 「面接は面接官との雑談」
2022年5月14日 (土) 投稿者: メディア社会コース
こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
4年生から在学生および受験生に対するメッセージをお届けするこのシリーズ。
最後の一人は、森川研から希望の映像制作会社に入社した相馬凌也さんの就活体験談です。
皆さんの中にも、クリエイティブ関連企業に就職を希望している人は多いと思います。
彼からのメッセージは今日と明日、2回に分けてお届けします。
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「貴殿を採用することが内定しました」
この通知を得るまでに半年かかりました。
コロナウイルスの影響で希望していた夏のインターンが中止になり、
冬のインターンから就職活動を始めました。
テレビ局の応募が始まるのが11月、制作会社の募集は12月から順次始まります。
テレビ局のインターンは全滅で、書類選考すら1社も通過することはありませんでした。
このことで焦りを感じ、SNSやYouTubeにある就活攻略物を参考に、今まで書いたESを全て見直しました。
制作会社のインターンが始まる頃、ESの打率は、5割ほどでした。
面接はESよりも得意なようで、調子が良かったです。
3月になり、選考が始まりました。
インターンの経験から、ESの通過率は満足いくものでした。
しかし、得意と高を括っていた面接で失速してしまいました。
後々自己分析してみると、どうも1つの質問に対して、喋り過ぎていたようです。
私は、用意した答えを全て言いたくなってしまう癖があり、それが失速の大きな原因だと思いました。
それ以降「面接は面接官との雑談」と考えるようにし、ガクチカ、自己PR以外は答えを用意せず、
面接に臨むようにしました。
このようにマインドを変えたことで、面接が楽しくなっていき、緊張も薄くなっていきました。
その結果、第1志望群の1つの会社から内定を獲得することができました。
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相馬君はもともとテレビ業界を志望しており、テレビ局や番組制作会社を中心に就活をしていました。
本来、業界を絞っての就活はあまりオススメできないのですが、彼の場合は運良く、
自分の行きたい業界と、業界が求めている人材がマッチしていたようですね。
テレビ局や大手メディアは、やはり今でも学歴重視のところがありますので、書類選考を通過すること自体が至難の業です。
そこで折れるようではメディアへの就職は難しいと思います。
相馬君の場合、落ちたことで自分のESを再レビューし、ブラッシュアップしていったことが後々の制作会社のエントリーに生きたのでしょう。
面接にしても、良かった場合も悪かった場合も、勝因・敗因分析を必ずすべきです。
そういう意味では、就活ってスポーツのようですよね。
試合に勝っても負けても後でしっかり振り返る。
そうすることで自分が鍛えられ、勝率が上がっていくのです。
「面接は面接官との雑談と考える」というのはいいアドバイスですね。
面接官も人間ですから、話していて楽しい人を通したくなるはずです。
面接官と楽しく会話する気持ちで面接に臨んでみましょう。
最終回の明日は、相馬君の体験談の後編です。
お楽しみに!
(メディア学部 森川 美幸)
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