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プロジェクト演習スタート(1)

2022年5月 6日 (金) 投稿者: メディア技術コース

皆さん、こんにちは。

メディア学部の寺澤です。私はプロジェクト演習として4つのテーマを担当しています。といってもそれぞれに講師を招いているので、私自身が直接、演習を行う機会は少ないのですが、学期の開始時や中間発表会、最終発表会などには極力参加するようにしています。

今回はその中から今学期初めの「IoTプロトタイピング演習」と「サーバー構築・管理(前期)」の様子をお伝えします。どちらのテーマも10名に満たない少人数での演習ですが、その分、受講生一人一人と講師やTAが接する時間が十分とれるので、それぞれのレベルに合わせた演習が可能になっています。

IoTプロトタイピング演習はマイコンボードやセンサー、インターネット上のサービスを用いて、学習や生活、エンターテインメントなどにかかわる「あったらいいな」「できたらいいな」を実現してみようという演習です。最初は様々なマイコンボードの使い方を一通り学び、その後、それらを用いたオリジナルアイディアの実現を目指します。写真はmicro:bitという教育用マイコンを用いた演習です。2つのmicro:bitをbluetoothでつなぎ、「じゃんけん」を実現するというのに取り組みました。PCの両側に見えている小さな基板がmicro:bitです。25個のLEDアレイを用いてぐー・ちょき・ぱーの表示を行います。

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サーバー構築・管理は前期とと後期では内容が異なり、前期はやや高度な内容なので、2年生以上を対象としています。1台の「物理的な」PC上で複数の「仮想的な」PCを稼働させるという仮想化技術をもとにした演習となるので、まず、その基盤となるシステムの構築を行いました。

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この環境ができれば、あとは物理的な(つまり、実際に手で箱を触ることができる)PCをネットワークにつないで常時稼働させておけば、ネットワーク経由で仮想的なPCを起動したり、複製したり、移動させたりということができるようになります。そして、それをベースとしたクラウドサービスの構築を始めることができます。

どちらの演習も始まったばかりで、難しくなっていくのはこれからですが、初めての受講生もかつて受講していた人も入り混じっての演習となるので、個々のレベルや希望に合わせたスキルアップにつなげられるよう進めていく予定です。

(メディア学部 寺澤卓也)

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