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ボーっとしてみよう (1)

2022年5月 2日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

今年のゴールデンウィークでは、東京でも3年ぶりに緊急事態宣言が出ていない連休となりました。さっそく旅行に出かけている人も多いと思います。旅行といえば、スマホが普及する前の時代には、旅行中にも結構ボーっとしている時間がありました。電車やバスに乗っているとき、なんとなく車窓の風景を見てボーっとしていたり、旅館に着いて、食事と温泉のあとは特にすることもなく、ボーっと地元ローカルのテレビを見たりしていたものです。ところが、最近はちょっとでも時間があればスマホを見てしまうので、そんなふうにボーっとする時間はすっかりなくなってしまいました。

遠出をするのはまだちょっと心配で、連休を家で過ごしている人もいるでしょう。そういう人も、やっぱり時間があればついついスマホを見てしまうはずです。

そういえば昔の若者はボーっとしている時間が沢山あったよなあ、なんて考えていたら、人間の脳のことに考えが及びました。ボーっとしているときには、外界からの刺激が無いのに脳が活動しているわけですが、その最も極端な例が、睡眠中に夢を見ることです。睡眠や夢の役割については、最新の脳科学でいろいろと研究されているはずですが、難しい話はともかく、人間にとって睡眠や夢が重要であることは間違いないと思います。そして、睡眠中に加えて、目を覚ましているあいだも時々ボーっとしていることが、人間の脳には重要なのではないかと思うのです。

ボーっとしているときの神経細胞の動きについて、私なりに考えたことがあるのですが、それについてはまた明日。

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