20-20-20ルール
2022年5月27日 (金) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の盛川です。
皆さんは普段スマートフォンやPCの画面をどの程度連続で見ていますか?レポートや勉強をする場面でも、ゲームや動画を楽しむ場面でもよいですが、1時間2時間は普通に画面を見続けていたりしないでしょうか。
眼に近い位置の画面をずっと見続けるのことは、眼精疲労の原因になることはよく知られています。ではどのくらいの頻度で眼を離せばよいのか、ということについて一つのルールが提案されています。それが「20-20-20ルール」と呼ばれているものです。
このルールは、「20分おきに」、「20秒間休んで」、「20フィート(6 m)先を見る」ということを推奨しています。アメリカの眼科医の方が提案したものなので距離がフィート単位になっていますが、覚えやすいルールだと思います。
ここ数年のコロナ禍で在宅学習やテレワークが増え、不適切な労働環境で長時間の情報端末使用を行う機会が増えていることが危惧されています。そこで、普段から身体の健康を守るための意識や知識を身に着けていくことが大切になってきています。
日本人間工学会では、こうした働く環境の変化をうけて、「タブレット・スマートフォンなどを⽤いて在宅ワーク/在宅学習を⾏う際に実践したい7つの⼈間⼯学ヒント」という出版物の情報を公開しています。上に上げた20-20-20ルールも紹介されているので参考にしてください。
大学の授業も、100分という時間ずっとPCを見ていたりスライドの画面を見ていたりすることが多いかと思います。私が行っている授業では、20分毎というのは難しいですが、授業時間の半分の50分が経ったら少し休憩を入れるようにしています。できれば席を立って体を動かす、ということもやってみたいですが、大学の教室ではなかなか実現させるのは難しそうです。集中して勉強ができ、疲れも感じさせないといった授業を実現するには、まだまだ色々と工夫が必要だということを日々感じています。
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