« 授業紹介:「音楽入門」での作曲(「お題」がこうなりました) | トップページ | 2022年8月7日/東京工科大学メディア学部オープンキャンパス報告(その①) »

オープンキャンパス報告「時間転移を伴うシナリオの制作支援」

2022年8月11日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

助教の戀津です。

今回は、先日8/7に行われたオープンキャンパスの報告です。

私は当日、片柳研究所棟5階のMTCで卒業研究とプロジェクト演習の説明をしていました。
今日は竹島先生と合同で実施している、コンピュータビジュアリゼーションという研究室の発表について紹介します。

以前から何度か紹介していた、小﨑さんが卒研生としてゼミに所属してくれています。
テーマは引き続き物語中の時系列構成についてを取り扱っています。
現在は「時間転移」という表現を使い、研究で取り扱う対象を定義しています。

物語中の設定等で実際にタイムトラベルをするようなものと、そういった特殊な状況は起きないが描写上の順序に前後があるものをそれぞれ扱えるようにしています。
どちらも時系列構成という点では重要で、作品によってそれぞれどれだけ取り扱うかが異なり、物語の特徴になったりもします。
ただ、実際に時間を移動しているかいないかによって物語上の影響度が異なるため、それらを区別して両方扱える必要があります。

これまでの研究ではその区別と支援手法上での可視化方法に苦心していました。
まだ実施・検証中の研究のため詳細は説明できませんが、今までよりも扱いやすい形になってきています。
これからの発展が楽しみです。

Oc1

オープンキャンパスでの説明の様子です。
ゼミでの進捗報告時には背景となる前提やその日以前の進捗説明を省略できたりしますが、初めて聞く人に説明するとまた違った視点が得られたりします。
普段聞いている指導教員やゼミの仲間では気付きにくくなってしまっているような部分への質問が来たり、自分自身説明するために全体を見直す必要があるためです。
オープンキャンパスは来場される皆さんだけでなく、発表する側にもよい機会となります。
今後も機会があれば説明の場にどんどん立っていただければと思います。

また進展があり次第ご報告します。

イベント」カテゴリの記事

広報」カテゴリの記事

研究紹介」カテゴリの記事

高校生向け」カテゴリの記事

おもしろメディア学」カテゴリの記事

« 授業紹介:「音楽入門」での作曲(「お題」がこうなりました) | トップページ | 2022年8月7日/東京工科大学メディア学部オープンキャンパス報告(その①) »