« 四元数 | トップページ | ゲーム理論 »

5次方程式の解の公式

2022年8月 5日 (金) 投稿者: メディア社会コース

今日85日は、昨日に引き続き、著名な数学者の生まれた日です。
ニールス・アーベル(1802)です。

アーベルは、5次以上の代数方程式には解の公式が存在しない、ということを証明しました。
これは、5次方程式や6次方程式に存在する解が、2次方程式のようにルート(べき乗根)と四則演算を組み合わせた形では表せない、ということを意味しています。

アーベルは、この他にも、楕円関数を発見し、その研究をしています。
楕円関数は、その意義深さから、19世紀の一時期、数学そのものというほど研究されました。
現代では物理学の広い範囲に用いられています。

アーベルは若くして亡くなっているので、これらの結果は、若いうちでも勉強し発想すれば、最先端の研究も可能だという手本となっています。

メディア学部の講義でもこうしたことを含めた話をしています。

(メディア学部 小林克正)

高校生向け」カテゴリの記事

« 四元数 | トップページ | ゲーム理論 »