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学生の制作したアプリ「Fireworks Festival」について

2022年9月25日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

助教の戀津です。

先日の記事昨日の記事でそれぞれ紹介している、久保田舞さんの制作したアプリについて内容の紹介です。

久保田舞さんのアプリ「Fireworks Festival」は、花火大会をモチーフにしたアプリです。
海外にも花火はあるのですが、式典やお祝い等であげる用途が多く、花火そのものが目的となる花火大会の文化は日本独自のものです。
せっかく世界中から参加者の集まるコンテストなので、参加する自分自身の地域文化を紹介できるようなアプリにしようということで企画を考え、花火大会に至りました。

元々、プロジェクト演習「クリエイティブ・アプリケーション」では座学として美術史や文化の話も多くしていました。
人類が積み重ねてきた美の追求を知り、歴史を通じて多くの文化を知ることで、それらの文化のすばらしさや相対的・客観的に見た自国文化のよさにも気付けるようになります。
演習講師をお願いしている渡邉賢悟先生の経験上、そのようにして得られた知識・考え方がアプリ制作に重要ということで座学に取り入れていただいていましたが、まさにその成果が評価される形となりました。

アプリの内容は、川越しの夜景の中花火の玉がどんどん打ちあがるので、それをタッチすることで花火として炸裂するというものです。
花火大会の中でも、終盤に特によく行われる多数の花火が連続でどんどんあがる場面が文化的な珍しさと見かけの華やかさがあり、それを表現するアプリになりました。
序盤は少ししかあがらないのですが、終盤には追いきれないほど多くの玉があがり、タッチするたびにどんどん画面が華やかになっていきます。
最終的に時間内にタッチできた玉の数がスコアとして表示されます。

Fw

久保田さんは昨年度、音楽制作関係のプロジェクト演習も履修していました。
そこで得た技術で、BGMや花火炸裂時のSEなども自作しています。夜景画像も自身で作成したため、アプリ制作に必要な工程ほぼすべてを自身でやり切りました。
せっかくなので是非プレイ動画もご覧ください。

このアプリを、2週間という非常にタイトなスケジュールで企画から実装まで行い、世界的な場で評価された素晴らしい成果となりました。
来年のSwiftStudentChallengeにも是非出したいとのことなので、今から楽しみです。
もちろん、本学の皆様も応募対象者ですのでよければ挑戦してみてください。

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