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教育メディア論 その3.インターネット普及率とコロナ

2022年9月14日 (水) 投稿者: メディア社会コース

コロナパンデミックが発生した2020年以前においても、インターネット普及率の格差は世界的にも指摘されていましたが、

コロナの影響でその格差の深刻さが浮き彫りになりました。UNESCOの統計によると現在、世界のほぼ半数の家庭にはインターネットアクセスが

整っていません。グローバル経済、さらに教育活動の多くがオンライン上に移行したことにより、インターネット普及率に代表されるデジタルデバイドは先進国内においても発展途上国においても同様に目立つようになりました。WEF(World Economic Forum)によると過去10年において世界のインターネット普及率は大幅に増加したものの、過去数年は変化が乏しいようです。2020年以降は、2.2%の増加率にとどまったそうです。特に教育の世界においては、通常の授業がオンラインを活用した遠隔授業に移行し、インターネット普及率が低い地域や家庭での教育格差に、つながるのではと懸念されるようになりました。今後の働き方や教育なあり方の変化は、インターネットの普及していない国や地域に住む子供たちに

とっても不利になる可能性があります。

文責:飯沼瑞穂

 

 

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