根拠のない自信は若者の特権
2022年9月29日 (木) 投稿者: メディア技術コース
1年次前期の講義科目「メディア学入門」の最終回講義では「根拠のない自信は若者の特権」という話題を紹介しました。学生が自分の専門とする職業を考える時の話です。前後の文脈を省略するので若干わかりにくいですが次のようなスライドです。
これに関して次のような質問が履修生から出されました。
「『根拠のない自信は若者の特権』と書かれていましたが、この自信のタイムリミットはいつのように思いますか。」
私の回答を紹介します。
根拠のない自信というのは思うだけでなくて表明したりもするわけですよ。「俺はこれはできる」みたいなね。周りの人はね、「あの若造は、言うことだけは生意気で・・・実力もないくせに」などとなるわけです。実際実力もないんですが。それはそれでいいんですよ。
でもそれをね、30過ぎか半ばぐらいになって、10年ぐらい仕事してから言ってたら、「10年もやってて結果出てないクセに何言ってんだ」みたいになる。そうならないのは、30ぐらいまでじゃないですか。
これもどっかでビシっと区切られるわけじゃなくて、場合と人によって、こう30ぐらいを中心にして分布するわけですよ。
モノによって35ぐらいであっても、そういう若者の特権的なね、根拠のない自信を持っても許される、というか大丈夫な場合ってあると思います。
逆に3年も仕事やってて25,6歳になるのに「そんなこと言ってていいの?」ぐらいな場合だってあるかもしれない。それは状況によりますよ。でもね、タイムリミットはあるとは思います。
でね、その、例えば会社を興すとか、起業するとかね、そういうのは割と年齢的に、まあ40過ぎるぐらいまでであっても若者っていうカテゴリに入るんじゃないかな、と思います。
さすがにね、50歳すぎてからね、根拠のない自信て言われても「いい年して」ってなっちゃいますよね。
ですのでリミットはあります。でも状況によるということです。
次の質問です。
「『根拠のない自信は若者の特権』とのことですが、柿本先生の実体験でこのような特権を行使されてきたことはあるのでしょうか。ぜひともお聞かせ願いたいです。」
長くなるので回答の書き起こしはまたの機会で。
メディア学部 柿本正憲
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