« 紅華祭研究室公開 | トップページ | デジタルトランスフォーメーション-1 »

最近のCPU

2022年10月23日 (日) 投稿者: メディア技術コース

皆さん、こんにちは。

私はいくつかのプロジェクト演習を開講していますが、先日、そのうちの一つ「サーバー構築・管理」というテーマでPCの分解・組み立て演習を行いました。最近はノートPCを利用する場面が増え、昔なら経験の機会があったデスクトップPCの「メモリ増設」なども最近のノートPCでは(自分では)できません。

演習ではデスクトップPCで故障しているものや廃棄予定のものを分解し、組み立てなおしました。その過程で、PCの中身の構成や部品の実物を見たり触れたりすることで、PCに関する理解を深めてもらうのが狙いです。ほとんどの受講生は初めてこれを経験するので、分解前の各部の様子を写真にとり、マザーボードのマニュアルをネットで調べて分解と組み立てに臨みました。今回は新品部品をそろえてPCを1台新たに組み立てたり、故障部品(電源装置でした)を特定してそれを取り換えて復旧させたりということもできました。

最近のCPU(組み立て前の新品部品)の写真を撮っておいたので紹介します。Intel社の第12世代Core-i5プロセッサです。手で持っているのがCPUで見えているのは裏側(端子面)です。

Blog10231 Blog10232 Blog10233

FCLGA1700というパッケージ規格になっていてCPU裏側にはパッド状の端子がびっしり並んでいるのが分かります。これに対応するマザーボード上のソケット(2つ目の写真)も大変な密度です。3枚目は取り付けた様子です。CPUは動作時にとても発熱するので、使用する際にはこの上に放熱用の金属フィンとファンを取り付けます。したがって、稼働する状態のデスクトップPCのふたを開けてもCPUそのものを見ることはできません。私も数年ぶりに実物を見ました。この中に複数のコア(昔のCPU1つに相当)が入っているのですから大変なものですね。

(メディア学部 寺澤卓也)

授業紹介」カテゴリの記事

雑感」カテゴリの記事

« 紅華祭研究室公開 | トップページ | デジタルトランスフォーメーション-1 »