エラーでがっかりする必要はない
2022年10月21日 (金) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
「プログラミング入門」の話をもう少し続けます。今日は「エラー」の話です。
プログラムを書いたときにどこかに間違いがあると、上の図のようなエラーメッセージが表示されます。プログラミング初心者の中には、この状況でとても残念そうな顔をする人がいます。極端な人になると、すかさず×ボタンをクリックして画面を閉じてしまうこともあります。話を聞いてみると、「自分が否定されたような気がして嫌な気持ちになった」と言います。
断言します。プログラミングが上達するために最も大事なことは、命令を覚えることでもタイピングが早くなることでもなく、「エラーメッセージを見ても平気になること」です。
ちなみに私は大学でプログラミングを教えるぐらいにはプログラミングができる方だと思いますが、今でも週に数十回はエラーメッセージを見ています。特に最近は老眼が進んできたせいか、カンマ(,)とピリオド(.)を間違えたり、コロン(:)とセミコロン(;)を間違えたりしてエラーになることがしょっちゅうです。でも、エラーメッセージを見ればどこで間違えたのかがわかるので、それから直せば問題ありません。エラーを出さないように時間をかけてプログラミングするより、エラーを出して直した方が早いのです。
エラーメッセージは英語で出てくることが多いので、それで恐れをなしてしまうのかもしれません。でも、エラーメッセージのバリエーションはそんなに多くないので、RPGの呪文のようなものだと思ってしまえば、すぐに慣れます。それでも意味がわからないときは、検索すればいくらでもヒントが出てきます。エラーを恐れずに、ゲーム感覚でプログラミングを楽しんでみてください。
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