« 付箋にメモして覚えておく | トップページ | メディア専門演習「ネットワーク構築」の紹介 »

プロジェクト演習「IoTプロトタイピング演習」の紹介

2022年11月 8日 (火) 投稿者: メディア技術コース

皆さん、こんにちは。

たびたびプロジェクト演習の紹介をしていますが、今回は「IoTプロトタイピング演習」というテーマについて書きたいと思います。このテーマはマイコンボードやクラウドサービスなどを利用して、「あったらいいな」や「これってできるかな」を実際に作ってみるという演習です。

段階を踏んでいくつかのマイコンボードを使っていきますが、先日、初歩段階としてSONYのMESHというIoTブロック製品を使用した制作の発表会を行いました。MESHは同じ大きさのブロックの形でボタンやセンサーが用意されていますが、今回はGPIOブロックというハードウェア拡張ができるブロックを用いてモーター制御を行いました。

一人目の作例は「めざまし」です。通常の音による目覚ましではなく、写真に見える回転する腕の先の手がペタペタと顔をたたくことを想定したものです。iPadに表示されているのがMESHのプログラムです。MESHではこのようにブロック同士を線でつなぐという作業と、ブロックの設定をすることでプログラミングを行います。少し専門的に言うとイベントドリブンなプログラミングです。すなわち、何か起きたら(ボタンが押される、人が来る、時間になる、など)→ 何かやる(モーターを回す、LEDをつける、など)という形でプログラミングを行います。iPad側の機能を使って音を出すこともできますが、今回はそれは使いませんでした。

Iot1_20221114110101 Iot2_20221114110101

2つ目の作例は卓上の掃除ロボットカーです。某社のふき掃除をしてくれるロボット掃除機の卓上版です。身近にあるものですぐに試作してみる(プロトタイピング)のがこの演習ですので、割りばしや紙コップ、画用紙、食器用スポンジ、ストローなどを活用しています。本体部分の下にあるスポンジで掃除をするわけですが、それを引っ張る車輪がやや空回りしてしまっていました。模型用の車輪を使った方がよかったかもしれません。本体上部に見えているのがGPIOブロックとそれを利用する基板、ブレッドボード(穴だらけの白い板)の上に斜めに乗っているのが人感センサーのブロックです。これにより、人を検知すると止まるようになっています。

Iot3 Iot4

MESHはこれで一区切りつけ、今度はmicro:bitによるプロトタイピングに挑戦します。v2.2のキットが入手できたので、できることが増えているはずです。こちらもまたレポートできればと思います。

(メディア学部 寺澤卓也)

授業紹介」カテゴリの記事

高校生向け」カテゴリの記事

« 付箋にメモして覚えておく | トップページ | メディア専門演習「ネットワーク構築」の紹介 »