エスペラント語ってご存じですか?
2022年12月27日 (火) 投稿者: メディア社会コース
エスペラント語とは、1880年代に創案された人工言語で、世界中の人が簡単に学びコミュニケーションを取ることができるため親しまれてきました。今年の9月にエスペラント全国大会が大学のある八王子で開催されるということで、メディア学部の学生がハイブリッド配信スタッフを担当することになりました。
⑴ハイブリッド配信の舞台裏
ハイブリッド配信スタッフは、イベントが開催されているホールの裏にある廊下に機材を設置し、作業を行いました。完全に裏方ですので、写真のように雑多な感じです。配信中はカメラのアングル調整、音声の調整、動画再生、音楽再生など、進行に応じて臨機応変に対応する必要があります。
しかも、世界中の方が親しんでいるエスペラント後ということもあり、ヨーロッパやアジアなど様々な国からもZoomで参加していただきました。八王子から世界に配信するという重役を、学生が担ったのでした。テレビ番組のようなスタイルで、しかも世界配信が簡単に出来てしまう時代だということですね(簡単ではないですが、、、、)。
写真1:学生スタッフの様子
⑵ハイブリッド配信の役割分担
パソコンがいくつも並んでいますが、それぞれ必要な役割があります。
一番右の大きなパソコン(iMac)がZoomのホストとなっており、カメラの映像や会場の音声を配信しています。スイッチャーで3つのカメラの映像を切り替える操作も行います。隣に音声担当の学生が音を常にチェックして、適切な音量で配信されているか確認しています。
その左のパソコンは、会場の大画面にプロジェクションするためのものです。必要に応じて表示方法を切り替えます。Zoomの視聴者と会場で観覧している方々に見せるべき画像は異なります。ハイブリッドで一番意識をすべき点です。
一番左のパソコンは、Zoomに画面共有をするためのパソコンです。用意された動画を流したり、場面転換の時に音楽を流したりします。演出上必要なコンテンツを流すため、この場所からは見えない会場の様子を他の人が確認して、切り替えのタイミングを指示します。
今回は3日間、朝から夜までのイベントでしたので、15名の学生がシフトを組んで取り組みました。
写真2:学生スタッフの役悪分担
▶︎まとめ
コロナ禍で大学の授業がオンラインになり、そしてハイブリッドになりました。そのような時代だからこそ学生が身につけたスキルを、学外のイベントで発揮することが出来ました。これからの社会の変容に対応するためのヒントが得られたのではないかと思います。大学での学びを社会で実践することはとても重要です。貴重な機会をいただき、日本エスペラント協会の皆さまに感謝いたします。
メディア学部 吉岡 英樹
略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
「イベント」カテゴリの記事
- あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」(2019.03.12)
- 卒業研究最終発表「コンテンツプロデューシング/ゲームイノベーション」プロジェクト(2019.02.20)
- サウンド×ヒューマン研究室・2018年度卒業研究発表会(2019.02.11)
- Global Game Jam 2019 最終発表(2019.01.29)
- Global Game Jam 2019 β版発表(2019.01.27)