「STI for SDGs」アワード優秀賞受賞に至るまで
2022年12月31日 (土) 投稿者: メディア社会コース
今年最も嬉しかったことは、11月上旬に開発したスマホアプリ「Vocagraphy」が「STI for SDGs アワード」優秀賞を受賞したことでした。ちょうどコロナ禍となった2020年3月にアプリをリリースして以来、オンラインでの活動ばかりでした。アプリのダウンロード数が18,000を超えて嬉しかったのですが、本当に社会の役に立っているのかという不安がありました。今回受賞できた事で、これまでよりも責任を感じると共に、さらに多くの方々に使って頂けるよう活動していきたいと誓いました。
「STI for SDGs」アワードとは、未来共創推進事業の一環として、科学技術イノベーション(Science, Technology and Innovation: STI)を用いて社会課題を解決する地域における優れた取組を表彰する制度です。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が、国内の団体によって行われている優れた取り組みを見出して表彰し、それらの取り組みのさらなる発展や、同じような課題を抱える地域でも広く活用できるような水平展開を進めることを通じて、SDGsの達成に貢献することを目的としています。
写真1:表彰状と私
12月8日には、東京ビックサイトで開催されたエコプロ2022に出展し、開発したスマホアプリ「Vocagraphy」をご紹介しました。大勢の小学生、中学生、高校生がバスで乗り付けて、SDGsについて学んでいました。私の研究室の学生もスタッフで参加し、来場者にアプリの開発経緯や使い方を説明しました。私はミニステージでプレゼンテーションを行い、多くの方にアプリのことを知っていただくことが出来ました。
写真2:ミニステージの様子
写真3:学生スタッフと小学生
ことばを覚えるアプリ「Vocagraphy」はリリースから3年目を迎え、ようやく最初の大きな山を超えることができたように思います。多くの方に知って頂き、社会的にも評価をして頂きました。これまで関わって頂いた多くの方々に感謝を申し上げます。
2023年は、このアプリを必要としているさらに多くの方々に知っていただけるよう、尽力していきたいと思います。
皆さま、良いお年をお迎えください。
吉岡 英樹
メディア学部 吉岡 英樹
略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
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