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【3D(立体映画)の歴史と挑戦②】第1次ブームは1950年代!(メディア学部 藤崎実)

2022年12月 6日 (火) 投稿者: メディア社会コース

メディア学部の藤崎実です。

映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の前作、2009年公開の映画『アバター』(Avatar)は、3D(立体映画)の超大作として公開されました。

D映画が公開されたのは、「アバター」が最初というわけではありません。
世界の映画の歴史を紐解くと、3D映画はかなり昔から作られてきたのです。

映画の歴史に詳しい人はご存知だと思いますが、古くは1954年の『大アマゾンの半魚人』が3D(立体映画)として製作されました。

サスペンスの巨匠、アルフレッド・ヒッチコックも「ダイヤルMを廻せ!」(1954年)で3D(立体映画)にチャレンジしています。
その他にも、「恐怖の街」「肉の蝋人形」「謎のモルグ街」など、数々の3D(立体)映画が作られるようになります。
1950年代は、まさに3D(立体)映画の黄金期になるのです。

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(画像出所)「予告 大アマゾンの半魚人 1954年」https://www.youtube.com/watch?v=b5o_CvnmrWc

では、当時、どうして3D(立体映画)がたくさん作られたのでしょうか。
その答えはテレビの普及です。当時、家庭にテレビが急激に普及し始め、映画館の興行収入が減少し始めたのです。

そこで、映画でしか楽しめない新しい工夫として、3D(立体)映画が注目されたのでした!

映画は娯楽であり、エンターテイメントの要素があります。
視覚的な新しさを持つ3D(立体映画)をアピールすることで、映画は自らの存在感をアピールすることにしたのです。(メディア学部 藤崎実)

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