学生海外体験シリーズ:タイ、シラパコーン大学編 #2
2022年12月24日 (土) 投稿者: メディア技術コース
本学部学生の海外ワークショップ体験、第二弾です。渡航した初日から、夜中までの街中体験とヘビィーなデビューを果たした林田さんですが、翌日はいかに?では、本人の報告をご覧ください。
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顔合わせの日
二日目はほかの国からの生徒を空港で迎えます。朝9:00にPiak先生が車でホテルまで迎えに来ました。空港へ向かう途中、私がコーヒー好きだと伝えると、タイのフランチャイズカフェ「Café Amazon」に連れて行ってくれました。一番スタンダードなコーヒー”Amazon”を砂糖、ミルクなしで注文したのですが、飲んでみるとかなり甘くてびっくり。しかも水筒並みに大きいです。タイの飲み物は甘いものが多いので、すぐにのどが渇きます。
Café AmazonとAmazonコーヒー
空港に着くとPiak先生と別れて、現地のサポート生徒5人と合流。入国したばかりのシンガポールからの生徒とミニバンでホテルへ移動しました。そのあとは集合時間の18:00までシンガポールの生徒とホテルの周りを散策しました。カフェで休憩しながら、猫と戯れて雑談しているとあっという間に18:00になり、ホテルのロビーに全員が大集合。夕食のメインはタイ風の鍋です。その他はソムタムというチリソースで和えたサラダやアヒルの揚げ物が運ばれてきました。どの料理もスパイスが聞いていてピリ辛です。
夜はナイトパーティに誘われたためホテルのロビーへ。
授業の始まり
授業1:Understanding Thailand and the Neighboring Countries
(Silpakorn University, Sanam Chandra Campus, Nakhon Pathom Province)
この授業では、国ごとの文化や制度、考え方の違いについて議論をまとめてプレゼンテーションを行いました。用意されていたテーマは文化的特徴、教育制度、ジェンダーに対する考え方の三つです。先生が適当にグループを分けて、私は教育制度のグループに参加することに。各々が生い立ちと文化を共有しながら議論を進め、違いを吟味してプレゼンテーションに挑みました。
プレゼンテーションが終わると、先生から「もっと詳しく聞きたいから、各国の代表それぞれ自国について説明してくれ」とおねだりが。自国の歴史、教育、ジェンダー、キャリア形成について説明を求められました。日本人は私しかいなかったため、日本について思いを巡らせ、脳内はかなり焦りながらもどうにかカンニングペーパーを作成。突然のアドリブだったのですが、何とかやり切りました。
この瞬間が一番自分を試された場面だったと思います。
発表の様子
授業2:International Experience
( Silpakorn University, Sanam Chandra Campus, Nakhon Pathom Province)
この授業は国際的な経験の意義についての講義を聴くだけでした。国際的な経験を積んでいくうえでの目標の立て方や、先生の経験談、金銭面などなど、、。正直とても退屈な授業だったため、外へ出かける生徒もちらほら。教室の出入りは自由で、講堂外のマーケットでサボったり、外で雑談したりしていました。
学内の宮殿!内を散策
実はこのシラパコーン大学は学内の広場に屋台がたくさんあります。フード、洋服、下着、アクセサリーなどが安く売られています。タイの気候は暖かいため、飲み物を買いながら外を散歩するにはちょうど良い広場です。また、学内の宮殿には大きな鶏、池にはコモドドラゴンが何十匹も生息していました。どうやらタイでは普通の光景のようです…
キャンパス内を徘徊するオオトカゲ
(※太田注:多分、タイのバンコク近辺に居るのはミズオオトカゲという種類のものだと思われます。コモドドラゴンがキャンパス内でうろついていたらかなり危険ですね…。タイの別の大学にも生息していたのを見たことがあります。あちらこちらに居るようですが、見るとかなりびっくりします)
授業3:Storytelling Photo (Amphawa Floating Market)
講義室に入るとマットレスと枕が用意されていたため、授業は寝ながら行われました。
授業中!?の様子
この講義の講師は世界的に活躍している超ベテランの写真家でした。専門としているのは、”storytelling Photo“という写真自体にメッセージ性、物語、連続性を持った写真集の作成です。自身の活動以外にも、映像の撮影や様々なプロジェクトに参加しています。ハリウッドの撮影や世界的アーティストのMV撮影に携わった時の裏話などを一通り聞いた後、撮影技法について講義がありました。メディア学部での講義ととても似ていて、聞いたことのある撮影技法や専門用語がたびたび出現しました。
私たちへの課題は、フィールドワークをしながら実際に撮影して編集、最終的にはプレゼンテーションを行うという内容です。プレゼンテーションのテーマは、「物語性・創造性のある写真集の撮影」です。チームメンバーはアニメーション専攻の韓国の学生、医学専攻のマレーシアの学生でした。水上マーケットでのフィールドワークだったため、ココナッツジュースを片手に色彩や構図を吟味しながら撮影。ぎりぎりの時間まで写真を編集しながら、プレゼンテーションを練習。6チームがそれぞれ撮影した写真を披露しながら、意図を説明しました。
その後はフェアウェルパーティが準備されてました。みんなでちゃんと集まる機会はこの日が最後だったため、大団円になって踊ったり写真を撮ったり。二次会にも参加し、気が済むまで騒ぎました。この日は4時に就寝です。
フェアウェルパーティー
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ということで、現地であった授業の紹介でした。一人でいきなり振られたプレゼンテーションをこなすあたり、さすがに「勇気ある人」の称号を得たことはありますね。フェアウェルパーティーまで終わってしまい、これで終わってしまいそうですが、レポートは個別の項目についてまだありますので、次回以降も是非お読みください!
林田明香里&太田高志
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