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学生海外体験シリーズ:タイ、シラパコーン大学編 #5

2023年1月15日 (日) 投稿者: メディア技術コース

タイの大学提供のワークショップへ現地参加した報告の第5弾です。今回で林田さんの体験レポートは最終回です。ワークショップに参加しての雑感をいろいろ書いてくれています。

 

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マンゴースティッキーライス

タイで一番おいしかった食べ物「マンゴースティッキーライス」を紹介しようと思います。

マンゴー&もち米に甘いココナッツソースをかけて食べます。日本では決して出会うことのない種類の食べ物だと思います。私自身もフルーツとお米を一緒に食べることに抵抗があったのですが、おいしすぎて4回食べました。一番好きなタイフードです。

この記事を見て食べたいと思った人のために、注文の方法を教えておきます。「マンゴースティッキーライス」はタイ語で”カオニャオマムワン(Khao Niew Ma-muang)”と言います。「ください」は“コー(khoo)”なので、”コー カオニャオマムワン”という呪文だけ覚えていけばオッケーです。屋台だと50バーツ(約190円)で売っています。

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   これがマンゴースティッキーライス

 

覚えた言葉

渡航前のタイ語の授業で多くの単語を習いました。(※ このワークショップの一貫として、現地渡航前にZoomによるオンライン授業としてタイ語の紹介などがありました)しかし私にとっては発音が難しく、実際に使えるようになった言葉はほんの少しですが紹介します。

まずは「こんにちは」から、”Sawadee Krap/ Kha(サワディーカップ/サワディーカ)”です。通常は手を合わせながら挨拶をします。ちなみに、タイでは話し手の性別で語尾が変わります。男性なら”krap”、女性なら”kha”を付けます。これらの語尾は返事としても使えます。それから「ありがとう」は”Khob Khun Krap/ Kha(コップンカップ/コップンカ)”。「どういたしまして」は”Mai Pen Rai(マイペンライ)”です。

辛い食べ物が嫌いな私は”Khoo Mai Phed(コーマイペッド)“「辛くしないでください」という言葉を多用していました。また、おいしかった時は”Aroi Mak(アロイマ)”「めっちゃ美味い」を連発です。

 

私の英語力

参考程度に私のことについて少し書いておきます。私は海外での留学経験はなく、海外旅行自体は学校の行事でいったことがある程度です。一方で英語の勉強は継続的にしていました。スピーキング能力に関しては、大学内などで日常的に英語を話す機会を見つけて習得していました。具体的には、プロジェクト演習「英語でワークショップ」やALICE、English Campusなどを活用しました。

出国当時の私の英語の能力はTOIEC 760点(L 400, R360)(2022/6/30), IELTS 5.5 (2021), 英検準二級(2019/12)です。

個人的な意見ですが、海外に行ったところで突然英語を喋れるようにはなりません。事前に日本で習得した自分の語彙力を、海外で試す感覚です。

たくさんの勉強法がありますが、私が特に英会話力が向上したと思う勉強法は「シャドーイング」です。ネイティブスピーカーが話している映像に合わせて、自分も同じように話す方法です。動画は適当に見やすいものをYouTubeから見つけて、何度も覚えるまで繰り返します。最初は当たり前に難しいです。しかし、ネイティブスピーカーの速さまで追いつくようになると成長実感し始めると思うので、ごちゃごちゃ考えずにやってみてください。話せるようになると、不思議とリスニング能力も上がります。

 

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ということで、ここまで全5回分に渡って、海外大学で行われた短期ワークショップへの参加について報告してもらいました。短い期間ですが、他の国の学生と積極的に関わって交流を持った様子がわかります。また、現地の色々な場所に出歩いたり買い物をしたりと、その場に行かないとできない経験が多くあったと思います。コロナの影響でこのような体験ができるのも久しぶりのことでした。これまで、当大学には海外大学から学生が来て学ぶことは多くありましたが、今回のようにこちらの学生が海外へ行くことがこれまであまり多くありませんでした。今回の林田さんの参加はそういう意味で嬉しいことでした。ちなみに私もマンゴースティッキーライスは大好きで、タイに行くたびに食べています。行く機会のある人は是非お試しを…

ところで、こうした体験への参加にはある程度の語学力はもちろん必要ですが、できるだけの準備をしたらとりあえず行ってしまうのがいいのではないでしょうか。完璧になったら行ってみよう、なんて考えていたら結局いつまでたっても行けないでしょうからね。また、こうした経験は学生のころでないと、就職してからではなかなか機会が無いのではないかと思います。今後もチャレンジする学生が続くことを期待したいです。

語学の勉強について最後に書いてくれていましたが、国内に居ても英会話を習得する手段はいろいろあります。特に今ではインターネット経由でいろいろな素材がありますし、本学部でも海外大学との交流を図る機会を設けています。ただ、直前の「勉強」ではなく、日常的に英語と接することが重要だと思います。ここまで私が学生たちを観察してきた経験では、英語で海外の人と話すためには英語力よりも相手と「会話をする」ことを意識することが重要ではないでしょうか。話すべき話題を持っていたり相手が話してきた話題について反応できること、そして何より相手とその国や文化に対して興味を持つことが大切だと思います。英語の文法や語彙について心配する人が多いですが、会話をすることへの意識を高められるといいでしょう。そうでなければ日本語を話せる海外の人と日本語で会話することも難しいでしょう。海外の人と話す必要なんか無いと考える人もいるかもしれませんが、必要かどうかではなく、それが自身の可能性を拡げることに通じるのだと考えてみてはいかがでしょうか。高校生の方は、大学に来ればこのような機会もあるのだと思って、是非挑戦しに入学してくれると嬉しいです。

 

授業内容の紹介などは、以前の2つの記事を御覧ください。

 

学生海外体験シリーズ:タイ、シラパコーン大学編 #1

http://blog.media.teu.ac.jp/2022/12/post-3d06bf.html

 

学生海外体験シリーズ:タイ、シラパコーン大学編 #2

http://blog.media.teu.ac.jp/2022/12/post-c3c1b2.html

 

 

林田明香里&太田高志

 

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