「音楽創作論」での作曲(その4):作曲者によるピアノ演奏
2023年1月26日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の伊藤(謙)です。
これまで3回にわたって、2022年度「音楽創作論」での作曲についてお話ししてきました。
シリーズ最終回の今回は、私のピアノ演奏で曲をお聴きください。
【演奏動画】『揺蕩う夜空』(2022年度「音楽創作論」制作曲)
曲名にある「揺蕩う」は「たゆたう」と読みます。最終回の授業で私の演奏を聴いてくれた107名の学生諸君にこの曲にふわさしい曲名を寄せてもらい、その中から私が選んだものです。ほかにも魅力的な曲名案がたくさんあり、曲名の選定にはとても迷ったのですが、「揺蕩う」という言葉がもつ意味と語感、そして「夜空」のイメージに惹きつけられて『揺蕩う夜空』に決まりました。素敵な曲名を考えてくれた学生諸君に感謝します。
この曲名を考えてくれたKさんのコメントを紹介しましょう。
[曲名案]『揺蕩う夜空』
[考案した曲名に関するコメント]
ゆったりとした雰囲気と垣間見える力強さが雄大な宇宙の片鱗を思わせる夜空をただ眺めているときのように感じ、細かな高音が星の瞬きを思わせたから。少し哀愁を感じるところも、人が亡くなった時などお星さまになったと表現されることもあるから夜空が合うと思った。地球が回り続けるように、止まらない時の流れを表したくて「揺蕩う」とつけた。
今回は、「月」「帰り道」「雨」「夜明け」「冬」「別れ」「夕暮れ」「森」…などの語句を含むものやイメージをもつ曲名案が多かったです。曲を聴いた皆さんはどのようなイメージをもちましたか?
2023年度前期に開講の「音楽入門」でも作曲する予定です。完成しましたら、このブログでご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!
<関連ブログ記事>
2020年度「音楽創作論」制作曲:『Next Step』
2021年度「音楽入門」制作曲:『Sunny Day』
2021年度「音楽創作論」制作曲:『雪月夜』
2022年度「音楽入門」制作曲:『LUMINOUS』
(メディア学部 伊藤謙一郎)
「コンテンツ」カテゴリの記事
- あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」(2019.03.12)
- 学会紹介:ADADA Japan学術大会と情報処理学会EC2019(2019.03.09)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
- ゲームの学会?!(2019.03.07)
- 香港理工大学デザイン学部の紹介(2019.03.04)
「授業紹介」カテゴリの記事
- トップレベルの論文を読み込む「CG技術特論」(大学院授業紹介)(2019.03.13)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
- 専門演習「空間インタラクティブコンテンツ」2018後期(3)(2019.02.22)
- タンジブルインタラクションデザイン最終発表(2019.02.13)
- 専門演習「空間インタラクティブコンテンツ」2018後期(2)(2019.02.12)