謝らなくてもいいですよ
2023年2月 3日 (金) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
この時期、多くの大学では、期末試験も終わって春休みの真っただ中という感じです。でも、我々教員はまだ大忙し。各科目の採点をしなければならないのです。
授業の中でいろいろと課題を出したので、その答案をひとつずつチェックしていくのですが、ときどき「申し訳ありません。わかりません」と書かれているものがあります。わからないのはしょうがないとして、別に謝る必要は無いと思うのですが、こんなふうに言わせてしまうのが、日本の教育の問題点なのかもしれないと思ったりもします。
スポーツの部活の世界では、ミスをすると監督に怒鳴られる(ときには体罰を受ける)ようなスパルタ指導が批判されるようになり、少しずつ雰囲気が変わってきていると聞きます。「監督に叱られたくない」という気持ちで練習をしても、萎縮してしまうばかりで、本当の成長は得られません。それは勉強でも同じで、「わからなかったら叱られる」と感じていたら、ちっとも楽しくないし、成績が伸びることもないでしょう。私の授業では、できない人を責めるようなことは言っていないつもりですが、これからは「できなくても謝らないでください」ということをもっと伝えていくべきかな、なんてことを感じながら採点をしています。
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