第11回シナリオ執筆に役立つ小理論
2023年2月17日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん、こんにちは。メディア学部実験助手の菅野です。
今回も「シナリオ執筆に役立つ理論」と題し、知っておくとシナリオの内容が良くなる知識やポイントを簡潔に紹介していこうと思います。
今回は「登場人物設定」の4回目になります。
「生活設定」です。
日常、スケジュール、行動ルーティン、習慣、趣味、癖などが該当します。
これも他の設定同様に、特徴あるものに絞って記述することが大事です。
何か特別な意味がないのであれば「朝起きて、仕事に行って帰ってきて、寝る」などという情報を書く必要はないです。
また、作中の物語が展開によっては「生活」と呼べるほど、普段の姿が描かれない場合もあります。
例えば戦争モノであれば、最初から最後まで戦争中の作戦遂行を描くことに終始して、普段その登場人物がどんな生活をしているのか情報提供されなかったりします。
その場合は、あくまでその作品の中の生活設定として特徴的なことは何か、を考えることが重要になってくるので、習慣や癖などを書くことで、その登場人物を印象付けることになります。
あまり突拍子もない行動や言動をとることを習慣や癖にしてしまうと、観客の感情移入を妨げるので注意は必要ですが、架空の存在である登場人物をリアルに感じさせるためには、目を引く「生活設定」を考えることは大事です。
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