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卒業研究の進め方についての雑感

2023年2月24日 (金) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の盛川です。

先日、卒業研究発表や卒論提出が一段落し、この時期はデータの整理や引継ぎなどを行っていました。

卒業研究の進め方についてこの1年を振り返ると、やはり研究の進め方についての試行錯誤が多かった印象があります。もちろん試行錯誤を繰り返すことはよいことでもあるのですが、研究の方向性がわからず右往左往してしまうことも多々ありました。

4年生になると卒業研究を行わなければいけないということは、学生の皆さんは大学のカリキュラムとして知ってはいると思いますが、では「研究する」とは何か、何をすればよいかについては、いざ卒研に取り掛かるという段階で考え始めることも多いのではないでしょうか。卒研指導やその前段階となる創成課題の授業などで「研究」の方法を学ぶことはあります。しかし実際に卒業研究を進める段階になると、「自分で考えて手を動かさないといけない」という状況になり、これまでの授業を受けるのとは全く違った活動に戸惑ってしまいがちです。

私の研究室では、研究指導の最初の方で「卒業研究の攻略サイトをみよう」といったことを伝えています。メディア学部の学生はゲームなどに興味を持っている人が多いので、よくゲームの攻略法などを調べるといったことをする経験があったりします。どうやって進めればよいか、うまく攻略するにはどこに注意すればよいか、ということについて情報を集めることは、ゲームに限らず卒業研究でも有用です。

Google検索などで、「卒業 研究 論文 進め方」などのキーワードで調べると、たくさんのサイトが候補に挙がります。また、書籍としても多くのものが出版されています。そうしたサイトや書籍の多くでは、卒論の書き方のみならず、研究のテーマをどう決めればよいか、どういったことを考えるのが重要かについても解説しています。裏を返すと、それだけ卒論のテーマを決めることに悩んでいる人が多いということでもあります。

重要なのは、こうした情報を最初に知っておくことだと思います。卒論を書く段階になって初めて書き方について調べ、そこでテーマの設定についての重要性に気付く、といったことがよくあったりします。これから卒業研究に着手する、または大学に入って研究するとはどういうことなのかについて気になる人は、ぜひ「卒業研究の進め方」について一度調べてみることをお勧めします。

文責:盛川浩志

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